西沢工業のパワーパックのはなし

 今回は、以前使っていたパワーパックのはなしです。一部再録を含みます。
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 これは昭和50年頃にNゲージを始めた時期に購入した、西沢工業製NP-3というものです。鉄道模型のメーカーでは寡聞にして知らないメーカーですが外装の雰囲気などから学校等の実験器具や測定機器などを生産しているメーカーではないかと想像されます(後で調べてみた所では16番用のパワーパックは数機種リリースしていたようです)

 調べてみると当時の関水金属(KATO)やトミーNスケールのパワーパックが2000円台だったのにこれは4200円だったとの事。確か前期のメーカー品が店に無くて唯一残っていた物を買った記憶があります(当時、鉄道模型といえば8割方16番をさしておりNのパーツは極端に少なかった)

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 リアの端子はシンプルながら裸線をつなげば今のフィーダー線にも対応できそうです。
・・・とまあ、前置きはさておいてこのパワーパックからこれまた32年前のTOMIXの線路(現行のファイントラックに接続不能とされた初期製品です)にフィーダーを接続し早速試走してみました。
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 走らせるロコはいずれも中古のKATOのC55と河合商会のB6(2120)。線路にとっては趣味の中断前から数えて24年目の試走という事になります。
 レオスタットを回すとあるポイントでどちらの機関車もラピッドスタートしましたが、走行自体はスムーズに出来ました。スロー性能ですが、後で自宅のTOMIXのコントローラで試した所では十分スローが効いたのでこれはパワーパックの性能上の問題と思われました。
 電源容量の差も大きそうです。

 とはいえ、20年以上寝かせていた機械ながら今でも十分使えることは再確認できました。

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 このパワーパックの出力は0・5A。以前ミニSLレイアウトで触れた週刊SL鉄道模型のパワーパックとほぼ同数値のスペックです。SL~のパワーパックはACアダプターを含めても西沢のこれよりかなり軽く、この辺りに時代の進歩を感じます。
 トランジスタなどの装備もあるのか(西沢のパックの当時はトランジスタコントロールは最先端の高級品にしかありませんでした)或いは電源周りの進歩もあるのか、ラビットスタートの類も少なかったですし。

 さて、この西沢のパワーパックですがこのブログを上げて2年ほどして再び行方不明になりました。実家の家族がどこかへ動かした可能性が濃厚ですが(一見してどう見ても正体不明の怪しげな電気製品にしか見えないのでガラクタ扱いされたかも)以来、帰省のたびに捜索をしております。

光山鉄道管理局
 HPです。


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