サバンナRX-7の時代

 Nゲージスケールのモデルが欲しいクルマの話。
 今回はマツダの初代サバンナRX-7を取り上げます。

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 テレビの特撮ヒーロー物で一番よくつかわれた車を上げろと言われるとき、私の脳裏にいの一番に浮かぶのがサバンナRX-7です。
 登場は1978年ですが、翌年「バトルフィーバーJ」と「メガロマン」で、更に次の年に「ウルトラマン80」でレギュラー扱いで登場。モデル末期の84年には「宇宙刑事シャイダー」でも活躍しました。

 アクションドラマではやはり80年代初めの「大激闘」「プロハンター」「ザ・ハングマン」などでRX-7の雄姿を見る事が出来ます。

 登場から短期間でこれだけ急速に劇映画に露出した車は他にはちょっと思いつきません。

 これはRX-7の登場と存在そのものがそれだけ強烈なインパクトを持っていた事の証左でもあります。
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 RX-7の開発秘話については柳田邦男の「日本の逆転した日」でも一章を割いて書かれており今でも文庫で読むことができます。
 詳しい事はそれを読むか、今でも数多くありそうなファンサイトを当たった方が良いでしょう。

 とにかくあらゆる意味でそれまでの日本車に無かったオーラを纏ったクルマでした。

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 久々のロータリーエンジン専用車(先代のRX-3ですらグランドファミリアというレシプロの兄弟車があった)戦闘機のキャノピーを思わせるリアウィンドとハッチの造形、極め付けが国産車初のリトラクタブルライトの採用(トヨタ2000GTも収納式ライトですがこれは反転式です)
 何から何までインパクトの塊だった訳です。
 細かい点ですがそれまでのガス喰いのイメージのあったロータリーエンジンの燃費を60パーセントも改善した事も当時はそれなりに驚かれました。

 トミカのRX-7ですがこれまた実車のイメージを的確にとらえており80年頃のトミカの中ではかなりの傑作と思います。
 RX-7のイメージカラーだった緑のボディも結構この車に似合っていたと思います。

 これらのインパクトの相乗効果で登場即人気車となった初代RX-7ですが80年代になるとシルビア&ガゼールやセリカXX、スタリオンなどの遅ればせのライバルの乱立で81年頃から急速に影が薄くなりました。
 しかしそれでもライバルにないピュアスポーツカーのイメージ(実際ライバルよりもはるかに本格派でしたが)もあって二度のモデルチェンジで本格スポーツカーとしての地位を確立したところは流石はRX-7です。

 猫も杓子もピュアスポーツでもないでしょうし、考え様によっては初代のバカ売れぶりの方が異常だったのかもしれません。

 初代シティの時にも書きましたが、このRX-7も相当に「時代と寝たクルマ」だったのは間違いありません。
 特にこのクルマがヒットした時期というのはものの見事に「ブルトレブーム」と重なっているので案外24系辺りとの相性が良かったりします(笑)
 TOMIXのブルトレセットのおまけについてきても良いかもしれません。
光山鉄道管理局
 HPです。


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