日本型Nゲージの50年と思い出から・近鉄あおぞら号編

昭和39年版の「模型と工作・鉄道模型ガイドブック」から50年前の16番モデル工作とそれ以降のNモデルの思い出を語るある意味支離滅裂な企画(汗)です。
今回は近鉄の修学旅行電車のあおぞら号から
近鉄と言うと先ずビスタカーに代表される2階建て電車がメジャーどころですが、本書で取り上げられていたあおぞら号も個人的に大好きな車両です。
3両すべてが2階建てという構成は普通ならどことなくぼってりした印象を与えがちですがこの車両に関しては不思議とそうした印象がありません。

軽快感のあるカラーリング、二段昇降式の窓(これは冷房を想定していないという意味ではマイナスポイントなのですが)のシャープな印象が効いているのかもしれません。
何よりも「修学旅行電車」という語感が軽快です(むりやりなこじつけw)
さて、16番の製作記事ですが例によってディテーリングよりも印象把握に重点を置いたペーパー車体の造形です。
がそうした作られ方がこれほど向いた車両もそうはないのではないでしょうか。
二階建てという事で床下機器に拘る必要もそれほどありませんし、動力も中間車の一階部分に上手く収めれば目立たないでしょうし。
ですからラインの塗り分けさえうまく行けばそこそこクリーンな工作ができそうな感じがします。
さてこのあおぞら号のNモデルは登場が意外と早く、80年代の初め頃にエンドウからリリースされています。
これがまたNゲージのブラスモデルに向いた素材とも言えるもので当時からエンドウの美点だった窓抜きのクリーンさと塗装のきれいさからエンドウの中でも傑作のモデルのひとつと、個人的には思っています。

趣味の中断前から欲しかった車両でもありましたが当時は財布が承知してくれず、趣味を再開してから数年後に中古をようやく入線させる事ができました。
時々レイアウトで走らせる編成のひとつでもありますがこれまたエンドウらしいガラガラしたサウンドwを別にすれば不満のない走りを見せてくれます。
これも遠目で見る分には細密モデルと全く遜色のない印象で好感が持てます。
あおぞら号そのものは後にマイクロからプラ車体のモデルもリリースされていますが「最大9両編成の木箱入り」はうちで使うにはいかにも大仰過ぎたのとエンドウのモデルに不満を殆ど感じなかった事から入線させませんでした。
光山鉄道管理局
HPです。

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この記事へのコメント
私も小学校の修学旅行で乗車しました。
私の場合は小学校が南大阪線沿線にあったので、橿原神宮前~宇治山田での乗車でした(橿原神宮前までは6200系)
今となっては八木駅でのスイッチバックも良い思い出です。
当時、女子のほうが人数が多かった関係か、男子は優先的に二階席に乗車出来ました。
座席は新幹線みたいな2-3の横5人掛けでした。
いくら小学生とはいえ、些か狭苦しかったです。
たまに臨時の特急列車にも運用されてましたが、特急運用の場合は座席割を1-2の横3列にしていた様です。
車体構造の関係で冷房はありません(簡易的な冷風機なら付いてました)でしたが、当時は国鉄の優等列車でも非冷房車があった時代でしたから仕方ない事ではありました。
ところで、20100系あおぞら号の模型ですが、残念ながら私は持っていません。
1編成3両というコンパクトな編成だから、鉄コレで出るのでは?と淡い期待をしています。
私自身は利用したことはないのですが、個人的にはあこがれの電車の最右翼がこのあおぞら号でした。
京阪テレビカーの例などを考えると鉄コレであおぞら号というのは仰るように期待できますね。
特急運用時の少し異なる仕様などのバリエーションも期待できるでしょうし。