鉄コレ第21弾をGMの京王3000と比べてみる

先日来紹介している鉄道コレクションの21弾から
言うまでもなく今回のシリーズは元京王3000系(通称「ステンプラ」)の譲渡車が大半です。
ベースの3000系自体は鉄コレでもまだ出ていないようですが、ステンレス車体に前面窓パーツだけプラスチックを組み合わせた当時としては特異なスタイルはモデラーやメーカーにとっても魅力的だったらしく各社が製品化しています。
古くは実車同様に前面パーツをプラにしたエンドウの金属製モデル、キット形式でグリーンマックス、ごく最近ではプラの完成品でマイクロが目に付くところでしょうか。
私の手元にはGMのキットメイク品の中古モデルがありますので例によって比較してみようかと思います。
写真のサンプルは北陸鉄道の仕様ですが窓周りが若干異なるので本来なら岳南辺りと比べると違いがもっとはっきりしたかもしれません。

実を言いますとGMと鉄コレでは製品化に40年近い間が空いているので漠然とですが鉄コレの方が圧倒的に出来が良いのではないかと思っていました。
ですが実際に並べてみると細部のモールドに関する限りは意外と差を感じません。
強いて言えばGMの方が表現がきつめという所でしょうか。

ただし当時ははめ込み窓を使えませんでしたから窓周りの表現は鉄コレの方が良好です。ワイパーもついていますし。
側面のサッシはGMが車体で、鉄コレは窓パーツへの印刷で表現しています。鉄コレではモデルによってはサッシと車体の間の隙間が目立つものがありGMの方がそれらしく見えるメリットもありますがこれは好みの問題でしょう。

キットメイク品の宿命で塗装についてはモデラーの腕とセンスの差が大きいので一概に鉄コレとは比較できません。
とはいえ今回のモデルに関しては多少不自然なテカりがあるものの上手な方だと思います。
走行性はもろに40年の差を感じる部分なので比較自体がナンセンスかもしれません。
ただ、全体的に言って40年近い差がある割にはGMのモデルもかなり健闘している印象です。
後からのパーツ追加やモディファイで鉄コレに肉薄する事も出来そうな感じすらします。
GMのユーザーで今回の鉄コレにがっくり来ている向きもあるかもしれませんがGMもそれほど悪くはないと思います。
光山鉄道管理局
HPです。

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