夢屋のEF63のはなし3 KATO&tomixのEF63と並べてみる

 先日来私を驚かせっぱなしの夢屋のEF63のはなし、その3です。
DSCN7643.jpg
 このEF63を単なる機関区の置き物とみなし他社の同形機と並べたらどう見えるか。
 機関区風セクションにKATO、TOMIXと共に夢屋の63を並べて違和感の有無を見て見ます。

 カラーリングが3機とも同じ青なのでぱっと見思ったほどの違和感はありません。
DSCN7644.jpgDSCN7648.jpg
 今回並べて見てまず驚いたのは「KATOとTOMIXの見分けのつかなさ」プロトタイプが殆ど同じとはいえ、このふたつに相違点を求めるのは殆ど「間違い探し」のノリになります。
 言い換えればこの2社はほぼ同じ印象把握のセンスでモデル化している事になりますし、その意味ではクローン化するのは当然かもしれません。
 ただ、どちらも良く出来ている物の可愛げはありませんでした(笑)
DSCN7579.jpg
 そして夢屋のキットメイク品。
 前面窓周りの印象がEF63というよりもEF64に見えてしまうのはパーツの造形と取り付けの問題と思われますが、あのサッシ周りはEF63ならではの個性を感じるポイントでもあったのでその点では残念でした。
 ですがそれを除けばKATOやTOMIXとは異なる重厚な存在感を感じさせてくれるのがまず好印象です。
 ボディ素材にブラスを使っている事で塗装を施してもその質感は十分感じられます。

 やはりブラス主体の細密モデル。全ての手すりを別パーツ化して植え込んだりランボードに足が付いているなど16番をNサイズに縮小した印象そのままです。
DSCN7645.jpgDSCN7649.jpg
 台車も他社のプラに対してドロップ製の台車枠を使っているらしくこれも独特の質感には貢献しています。
 但しプラほどのシャープさはありません。

 こうして並べてみると夢屋の63は全体にカツミ辺りの16番ブラスモデルをそっくりNゲージのサイズに縮小したような印象です。16番モデルに慣れ親しんでいる人が観れば独特の懐かしさと憎めないキャラクターは感じるかもしれません。
 これで走りがよければ後発のKATO・TOMIXが出た後でもプラ成形モデルへのアンチテーゼとしての存在感は十分に出せたと思います。

 ただ、現状としては機関区の置物として、或いはごくたまに直線上を行ったり来たりの単機回送を行なうような用途にはこのEF63は十分以上に使えるのは間違いありません。
 ですがそれ以上を期待するのは難しいというのが正直なところです。

 とはいえ、私個人はこのモデルそのものには好感を持っているのでこれからも大事にしたいと思っています。
 (第一、悪印象ばかりだったら3回も書きません汗)
光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

2015年09月25日 16:48
こんにちは、かなりの惚れ込みようですね。
夢屋のキット完成品は滅多にお目にかかれないし、中古とは言え走れる物を手に出来たんですから判る気がします。
因みに台車の材質はロストワックスでした。
「光山市交通局」さんのようなレイアウトを製作出来れば今も手元に有ったんでしょうけど後の祭りですネ(笑)
貴重な製品ですので大切にしてあげて下さい。
私のブログにED12の画像何枚か貼ってありますので口汚しでしょうけど良かったら眺めてみてください。
光山市交通局
2015年09月25日 21:20
>ZAQお豆さん

 有難うございます。
 この場合、惚れ込むというよりも「圧倒される」と言った方が正しいですか。これだけの物を手作業で作ってしまうのですから動力系の繊細さも含めて労作なのは間違いありません。

 そちらのED12の画像も拝見しましたが、かなりの出来ですね。
 製作自体に相当時間がかかったのではありませんか。今の私にはなかなかできません(汗)
Manic
2015年09月26日 07:45
夢屋のEF63の記事楽しく拝見させていただきました。作りもしない、いや出来ない自分を置いといて図々しく言わせてもらいます(自分は売りに出したという時点で趣味の製作からショップが製作した品、商品と見方を変えます。趣味は尊重、商品技術は冷静に厳しく判断します)とこのEF63の作者、作り上げる情熱は素晴らしい、尊敬に値しますが製作技量はそれ程では無いとみました。ストレートに組めばキチンと形になる、程度の思いで作ったのではないかと思いました。ベテランなら車体の設計ミスはある程度加工して直すでしょうし、走行も単体である程度走行出来る様調整・加工するものだと思います。実際上手い人の記事を拝見させていただくとやっているのを書いていますしね。ZAQお豆さんのED12と比べたら月とすっぽん、技量に格段の差が有るのが一目見て分かります。というのが自分が感じた事でしたね。

あくまでも「商品」としての判断でして先に書いた様に趣味で作った物としては素晴らしい情熱のこもった作品に間違いありません。自分が「このEF63キットをタダでやるから組め」と言われてもこの様に形に出来ないでしょう。本当にこの作者の情熱には頭が下がります。
光山市交通局
2015年09月27日 22:40
>Manicさん

 コメントありがとうございます。

>ストレートに組めばキチンと形になる、程度の思いで作ったのではないかと~
 この点では私もそうではないかと思います。実際はストレートに組む事自体難しい所の多いキットの様でしたから。

 ZAQお豆さんのED12は更に難易度が高いキットと聞いていますがこのふたつに代表されるようにこのメーカーのキットはある程度細かいハンダ付けの工作(16番バラキットの様な)に習熟しているユーザーを対象にしている物のようです。

 そこに挑んで形にしたという事自体(私には本来の前ユーザーの技術レベルがどれくらいの物かはこれだけを見て測れないですが)大したものだったというのが私の感想です。

 この63についてはあと一回取り上げたいと思っています。