しなのマイクロのクモヤ90から

 先日の秋葉行きのアイテムでの戦利品から。
DSCN7468.jpg
 今回はマイクロエース(但ししなのマイクロからの引き継ぎ品)のクモヤ90です。
 クモヤ90と言うと最近ではKATOからもリリースされていますが、こちらのは同じ形式名とは思えないほど外観が違っています。

 KATOの仕様は元々63・73系の改造車だった物であり種車の面影が色濃く出ている仕様です。
 (だからこそ「KATO初の73系のモデル化」という側面もあったりするのですが)

 一方でKATOの30年も前に出ているこちらのクモヤはベース車こそ同じ73系ですが車体自体をクモヤ145っぽいデザインに新製してしまった100番台がプロトタイプです。
 因みに台車もモデルではDT22、パンタはPS23ですから見た目にKATOとの共通点が殆どありません。
DSCN7469.jpg
 これの出た当時はNゲージといえども事業用車両のモデル化は他には殆ど無かったですしそもそもユーザーの関心もそれほど惹かなかった気がします。
 TOMIXやマイクロみたいにレールクリーニングカーをやらせる等という才覚もなかったですから尚更影が薄かったのではないでしょうか。
DSCN7471.jpg
 それでいて本機の他にクモヤ145や今でもマイナー度最高のクモヤ441までモデル化していたのですから今となっては当時のしなのマイクロに頭が下がります。
 あの頃のしなののモデルの常でボディはブラス製。ディテーリングはないに等しいレベルですが元のボディ自体があっさりした印象なので大したマイナスポイントではありません。
 走行性能は例によって「いつものしなのの動力」といった感じです。ガラガラとノイジーなのは確かですが不満は感じません。
 但し後から出たクモヤ145や441と違ってライトは点灯しませんでした。

 わたしがこの手のモデルを買う時に良く参考にする「鉄道模型考古学」によると登場時には「限定500両」とプレミア感をあおる宣伝をしていたそうですが、今回の秋葉行きでは違う中古ショップ2軒でこれが並んでいるのを見つけましたから安直に「だったら安い方」というノリで買えたモデルでした。
 その後中野の某中古屋でわたしが買った奴の約二倍の値段でこれが並んでいるのを見て少し考えさせられましたが。
光山鉄道管理局
 HPです。本日「車両紹介」の項一部追加しました。

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この記事へのコメント

Manic
2015年10月01日 06:52
 このタイプのクモヤ90は現代のマイクロエースでもプラ製品が出ていましたよね。マイクロエースはしなの時代と被る製品幾つか出していますから比較するのもまた面白いでしょうね(と無責任に煽る〔笑〕)。

 我が家にはしなののクモヤ441が有りますがこの動力ユニットが調子悪い上、(以前の光山市交通局さんの記事に関わってきますが)個人的に台車&床下機器が全く違うのに納得いかず、うん十年放置していたGM製DT20付き動力(エンドウ製の奴です)に交換しました。加工無しでピタッとはまりますので万が一動力が壊れてどうにもならなくなった時にはこんな方法もお薦めします。
光山市交通局
2015年10月01日 23:12
>Manicさん

 なるほど、GM動力の転用と言うのは思いつきませんでした。

 実はこちらにもトレーラー状態の441があるので動力が入手出来次第早速試したいです。

 余談ですが地元の専門ショップにはまだいくらか在庫があるGM動力ですが、他の店では全滅状態な上に御店主連の評判が総じて悪いという扱いを受けていますね。
(一度など「本当にこれで良いんですか?」とまで言われた事があります)個人的にはあの朴訥な走りっぷりや整備のしやすさは依然魅力なのですが(笑)