KATOのタム500と2軸タンク貨車のはなし

 KATOのC12と同時位に2軸貨車が発売されていましたが、予算不足でこれまで買えていませんでした。
 と言う訳で10月になってようやくタム500の入線です。
DSCN8622.jpg
 それにしても2軸貨車で1両1000円を超えていますからKATOの貨車も高くなったものです。
(例外的なケースとしてホビセンで買ったASSY寄せ集めのワサフ8000が3千円以上でしたが)

 とはいえ、今回のタムはそれだけの事はある出来栄えと思います。
 KATOのタンク貨車では40年前にその後のKATO製品のクオリティを決定づけたタキ3000という傑作がありますが、そのクオリティをそっくり2軸貨車に持ってきているのですからむべなるかなと言うべきでしょう。

 ところで2軸のタンク車と言うとナインスケールのタム6000、その後を継いだTOMIXのタム500(タイプ)と言う先行作があります。
 特に後者は140Rのミニカーブ対応と言う事もあって今回のKATO版タム500と混成させる楽しみもあると思っていました。
DSCN8623.jpgDSCN8624.jpg
 なので早速編成を組ませて見たのですが、これが予想外の展開に(笑)
 KATOのタムは実物の存在するスケールモデルなのに対しTOMIXのそれは基本的にフリーに近い(近似の形式はありますが)構成。
 他の貨車と足回りを共用する関係からかKATOのタムよりも背も腰も高め、全長も長めなのです。
 なので知らないで混ぜ込むと2軸タンク車なのに凸凹が目立つ編成になってしまうのです。
 特に電気機関車と組ませた場合、機関車の屋根よりタンクの方が高いという現象も。
DSCN8625.jpg
DSCN8627.jpg
 因みにナインスケールのタムとTOMIXのそれとは高さだけは揃っている様です。
 細密度の問題と異なり、これは一度気にしだすと気になって仕方ありません。
 ここはおおらかな心で対応すべきなのかもしれません。

 それは置いておいて、
 KATOのタムはタンク上部の給油口周りの手すり表現が白眉です。

 車輪の転がり抵抗の少なさも有難いポイントでしたし、150R対応の小回りの良さ(専らカプラーの首振りの問題ですが)も魅力でした。
光山鉄道管理局
 HPです。

にほんブログ村
にほんブログ村 鉄道ブログ

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村


鉄道模型 ブログランキングへ

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。

この記事へのコメント

レサレサ
2015年10月06日 21:00
>他の貨車と足回りを共用する関係からかKATOのタムよりも背も腰も高め、全長も長めなのです

「タイプ」ってそういう意味だったんですねぇ…
私も一両もっていますけど、走行用じゃなくて安かったのでストラクチャーとして購入した奴です。

昔、海沿いの工業地帯にある小さな工場の庭にさび付いたそれ(タム500かは不明だが形状は近い)がダルマになっておかれており、付近に線路もないのになぜ?(燃料タンクか何かように廃車を購入した?)と思ったことがあるのでそれを再現と…
光山市交通局
2015年10月07日 22:47
>レサレサさん

 私もまさかこれほどの違いがあるとは思いませんでした(汗)
 TOMIXの場合足回りをチ、或いはコムと共用する関係もあったのでしょう。この点専用の足回りのKATOは再現性の点で有利だったと。

 貨車のタンクがそのまま貯蔵庫として使われるケースはいくつかある様ですね。ワムやヨを倉庫や別荘(笑)に使うケースはよく目にしますが、TOMIXの場合、旧タキ3000の頃から「タンクが簡単に外せる」メリットがあるのでこういう使い方はもっとあっても良かった気もし。ます