KATOと鉄コレ・ふたつのクモハ12
前回の続きです。
先日も書きましたがKATOのクモハ12の前に鉄コレからも同形式が出ています。
この機会に例によって鉄コレとKATOのクモハの比較をば。

まず、車番で言うなら鉄コレはクモハ12000、KATOのはクモハ12050となっています。
このうちKATOの12050の出自については前回述べましたが鉄コレのそれは最初から両運転台仕様だったモハ34を改番したものだそうで、ある意味両運転台のクモハとしてはオリジナルに近いデザインと言えます。

そのせいか造形は全く同じではなく貫通口側のサイドはKATOは戸袋窓がありませんし、鉄コレのドアにはHゴムが表現されています。
その一方で前面のドアにHゴムがあるのがKATOの特徴です。
更にKATOは増設側運転台の屋根の端部が一直線になっており微妙に曲線の付いた鉄コレやKATOのパンタ側の前面とは形状も異なるため印象は結構違って見えます。
つまりプロトタイプが全く同じではないので既に鉄コレを持っている人でも食指が動かせるというメリットが(笑)
それはさておき
KATOの方は車体の艶が強いのと全身にリベットが打ってあるのが特徴です。

特にボディ艶はホーム上で斜め前から眺める時にそれなりにリアルな質感に見えるのがうれしいポイントと言えます。
鉄コレのクモハは車体側面にリベットの無い、KATOに比べあっさりとした印象ですが元のモハ34の実車の写真を見てもリベットがない(あるいは目立たない)様なのでこれも本来の仕様かもしれません。
屋根の色もKATOの方がやや濃いめのグレー。別パーツ化されたベンチレータや避雷器が目立つ演出がされています。
細部のレタリング類もKATOの方が細かく(というか、鉄コレは車番以外のレタリングはありません)これも細密感に貢献しています。
これに比べると鉄コレの方は全般に安っぽさが隠せません。

走行性もKATOのクモハは非常に滑らかで安心して走りを楽しめるレベルと言えます。
しかもヘッドライト、テールライトはともに点灯式。
単行運転が基本のこの車両としてはこれも大きなアドバンスと言えます。
全体にKATOの方がよく出来た印象ですが、ここで思い出してみると鉄コレでクモハ12が出たのは今から8年くらい前です。
しかも動力込みでも当時の値段はKATOの半額程度。
同形式だからこそこうして比較している訳で、本来はコストでも製造時期でも同列に論じる訳には行かないものである事は考えなければなりません。
鉄コレの走りも必要にして十分以上の性能ですし、テールランプに色刺しでもすれば結構見られると思います。
光山鉄道管理局
HPです。

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まず、車番で言うなら鉄コレはクモハ12000、KATOのはクモハ12050となっています。
このうちKATOの12050の出自については前回述べましたが鉄コレのそれは最初から両運転台仕様だったモハ34を改番したものだそうで、ある意味両運転台のクモハとしてはオリジナルに近いデザインと言えます。

そのせいか造形は全く同じではなく貫通口側のサイドはKATOは戸袋窓がありませんし、鉄コレのドアにはHゴムが表現されています。
その一方で前面のドアにHゴムがあるのがKATOの特徴です。
更にKATOは増設側運転台の屋根の端部が一直線になっており微妙に曲線の付いた鉄コレやKATOのパンタ側の前面とは形状も異なるため印象は結構違って見えます。
つまりプロトタイプが全く同じではないので既に鉄コレを持っている人でも食指が動かせるというメリットが(笑)
それはさておき
KATOの方は車体の艶が強いのと全身にリベットが打ってあるのが特徴です。

特にボディ艶はホーム上で斜め前から眺める時にそれなりにリアルな質感に見えるのがうれしいポイントと言えます。
鉄コレのクモハは車体側面にリベットの無い、KATOに比べあっさりとした印象ですが元のモハ34の実車の写真を見てもリベットがない(あるいは目立たない)様なのでこれも本来の仕様かもしれません。
屋根の色もKATOの方がやや濃いめのグレー。別パーツ化されたベンチレータや避雷器が目立つ演出がされています。
細部のレタリング類もKATOの方が細かく(というか、鉄コレは車番以外のレタリングはありません)これも細密感に貢献しています。
これに比べると鉄コレの方は全般に安っぽさが隠せません。

走行性もKATOのクモハは非常に滑らかで安心して走りを楽しめるレベルと言えます。
しかもヘッドライト、テールライトはともに点灯式。
単行運転が基本のこの車両としてはこれも大きなアドバンスと言えます。
全体にKATOの方がよく出来た印象ですが、ここで思い出してみると鉄コレでクモハ12が出たのは今から8年くらい前です。
しかも動力込みでも当時の値段はKATOの半額程度。
同形式だからこそこうして比較している訳で、本来はコストでも製造時期でも同列に論じる訳には行かないものである事は考えなければなりません。
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