カツミのEB10をレストアしてみる

 先日紹介したカツミ模型店の16番「EB10」型機関車のその後です。
DSCN8449.jpg
 カラーリングは実車にはなかったと思う「金太郎塗装」ですがかつて工作ガイドブックの写真で見た様な「懐かしさ」と纏まりの良さが感じられて好きなモデルでした。
 コンディションははっきり言ってジャンク同然ですが、この手のモデルは耐久性は結構あるので走らせる様に調整するのは容易と見て購入しました。

 で、その帰りに天●堂で交換用のパンタやらカプラーやら買って帰ってきたのですが「交換パーツと車両本体がほぼ同額だった」所に如何にこのモデルが安かったかが伺われます。

 帰宅後さっそく調整に入りました。

 ですが線路に載せて通電しても反応なし。
 動力系にトラブルがあると少し厄介ですがこの手のモデルの場合モーターに致命的なトラブルが無ければ大概走りは復活できるのでばらして調整します。

 このモデルのモーターはシャシにねじ止めされていますがねじを緩めてモータのマウントを微調整してやると予想通り走り出しました。
 モータの焼ける匂いを漂わせながら意外と元気のいい走りを見せます。
DSCN8489.jpg

 見た目のプロポーションがほとんど同じなのにプラレールのそれとは明らかに走りの質感が違う辺り模型屋さんの矜持を見る思いがしました。

パンタグラフはエンドウ製の奴ですが電車用なので厳密にはこのロコに似合うかどうか。
 それでも元の奴がシューが欠落していた上に不自然に上に跳ね上がっていたので結構落ち着いた印象にすることはできました。
DSCN8490.jpg
 ベーカー式だったカプラーは変形がひどかったのとうちの貨車の大半がKATOカプラーなので片方をケーディーに交換しました。
 オリジナルにはあった前面の飾り帯は剥落していたので新たに貼り付けます。
 素材は「ジオコレの照明ユニットの遮光材だったアルミテープ。ナンバーがなかったので一続きに貼りましたがなんだか路線バスにでもありそうな印象に一変(笑)
DSC_0989.jpgDSC_0990.jpg
 とりあえず形としてはそこそこ落ち着きましたがボディの古ぼけっぷりはそのまんまです。

 こいつの活躍についてはいずれ改めて。
光山鉄道管理局
 HPです。

にほんブログ村
にほんブログ村 鉄道ブログ

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村


鉄道模型 ブログランキングへ

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。

この記事へのコメント

昭和の少年
2015年11月15日 02:29
とても可愛らしいロコですね。拭いきれない残念感(失礼)もいい味を出しています。
光山市交通局
2015年11月16日 00:01
>昭和の少年さん

 本来のレストアなら新車並みのピカピカ感を出す所でしょうが流石にそこまで腕がついていきませんでした(涙)

 とはいえアンティーク的な雰囲気は残っているので走る様になっただけでも良いかとか言い訳しております(汗)