日本型Nゲージの50年と思い出から・京阪1900編

 昭和39年版の「模型と工作・鉄道模型ガイドブック」から50年前の16番モデル工作とそれ以降のNモデルの思い出を語るある意味支離滅裂な企画(汗)です。
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 今回は京阪の「テレビカー」から
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 本書では関西系の私鉄の工作法もいくつかありますがその中でも個人的に好きなデザインだったのが京阪1900でした。

 当時は「テレビカー」のステイタスはかなりの物があり「走る電車の中でテレビが観られる」事自体があこがれの対象でした。
 ずっと後の事ですが平成の初め頃にダイハツのミラが軽自動車で初めて「テレビを標準装備したグレード」を出した時に真っ先に連想したのが「京阪のテレビカー」だったりします。

 そういえばダイハツも関西系の自動車メーカーですが関西圏では乗り物にテレビを付ける事に何か特別の思い入れがあるのでしょうか(笑)

 あれから時は流れ、今ではそこいらの携帯でもテレビが観られるようになりテレビカー自体もいつしか廃止されたそうですが個人的には寂しい気がします。

 まあ、それは余談です。

 テレビカーを離れても1900系のデザインには何となく都会的な匂いを感じたものでした。ツートンカラーに運転席下の帯が良いアクセントになって結構スタイリッシュに感じたものです。
(これが「バンパー」だというのを後になって知った時は驚きましたが)

 ただ、本誌が白黒印刷ゆえに当時は正確なカラーがわからず勝手に「上半分がアイボリー、下半分がマルーン」と言うカラーリングを勝手に想像していました。
 あとになって実際のカラーリングを知った時には(笑)
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 16番の工作記事ですが、103系の様な切妻と異なりおでこにRの付いた半流線型の車体は工作法を見てもなかなか難しそうなイメージです。
 まして鉄道模型の場合文字通り「木で紙を継ぐ(笑)」上に手すり類は真鍮線、床板にモーターまで据え付ける訳ですから、そのハイブリッドな工作法はそこいらの小学生には歯が立たない印象をきっちり植え付けてくれます。
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 ところで本書の記事に出ている1900は両運転台タイプです。これは主に編成の都合上で両方に運転台を付けていた様ですが当時の私はこれまた勝手に「1両だけで走っている」と言う勘違いを(笑)

 なんか、今回の記事は間抜けな思い出ばかりです。
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 その京阪1900、Nゲージのモデルが完成品で出る事などあるまいと思っていたのですが、21世紀になってから「鉄道コレクション」で製品化されるとは思いませんでした。
 しかも「事業者特注、イベント限定品」ながらやろうと思えばネットで買う事もできたのですから時代の変化とは凄いものです。
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 こちらのモデルは片運転台式の2連。模型と工作の記事に比べるとテールランプがやや小さめで少しイメージが違いますが、こちらの方が実車に近いのでしょう。
 して見ると記事のモデルはどちらかと言うと作り手の印象を反映したディフォルメがあったのかもしれません。
光山鉄道管理局
 HPです。

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