鉄コレ10周年に思うこと・3「鉄コレと10年、そしてこれから」

 鉄コレ10周年に思うこと、今回は感想めいた話ですがご勘弁を。
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 鉄コレも3弾をきっかけに明らかに方向性が変わりました。
 元々小ぶりな建造物がメインだった街コレにマッチしたサイズの小型車両中心の物からある程度の編成が組める17m級以上の長さの電車、それもTOMIXと題材が重ならない形式が中心になってきた訳です。
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 それに伴い事業者限定品の名目で私鉄のメジャー級編成も続々ラインナップ。
 正直「まさかこんなに増えるとは」
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 それでも時折小レイアウト向けの気動車や電車も時折リリースされる所にこのシリーズの巧みさを感じます。
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 その他、バスコレの延長で使える路面電車もシリーズ化、この間からは私鉄メインとは言え遂に電気機関車のジャンルにも本格参入してきました。

 恐らくこの10年で鉄コレが出した形式数はそれだけでメジャー級のNゲージ専業メーカー並みになってきた感すらあります。

 最初に書いたとおり鉄コレの登場時期は私がこの趣味を再開したタイミングとかなり重なっています。
 ですから私の鉄道模型の趣味の中で鉄コレの影響は相当に大きかったと言わざるを得ません。
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 それまで殆ど注目してこなかった地方私鉄というジャンルに開眼させてくれた事などはその最たるものですが、他にもNゲージの車両工作に必須と言える動力ユニット単品の入手をそれまでとは比べ物にならないほど容易にしてくれた事、
 その手軽さゆえに気負うことなく「鉄道模型の運転」を日常化させてくれたこと、
 何より街コレ、カーコレ、バスコレ等と連携した商品展開でレイアウト作りをかなり容易にしてくれた功績は大きな物があります。

 もし、鉄コレが無かったら間違いなく私の鉄道模型趣味は今とはかなり違ったものになっていたでしょう。

 但し10年経ってみるとその間に鉄コレも細密化と価格上昇のステップを順調に上がっている様で(笑)当初見られた「手軽に楽しむ」部分が薄れている事に少し危惧を感じたりしてもいるのですが。
(最もこれは鉄コレに限らずNゲージ、或いは16番も含めた鉄道模型全体の傾向なのですが)
 そもそも当初の「食玩」的なポジションからもかなり離れてきましたし、
 事業者限定品のあり方なども含めて今後の課題も多い印象もあります。

 ですがそれでも鉄コレは今後も私の注目するシリーズであり続けるだろうと思います。
 次回の22弾はTOMIXのキハ10系DCと組み合わせる前提を思わせる湘南フェイスの郵便車が入っていますし実は今から楽しみにしていたりします。
 光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

鉄道模型大好きおじさん
2015年12月13日 12:03
前々から何度かコメントしてますが、私は鉄道模型を一旦休業(10年くらいのブランクあり)して、昨春から復帰した所謂「出戻りモデラー」です。
鉄道模型趣味復帰を決めた理由は色々ありますが、一番大きな理由は、鉄コレの阪堺電気軌道1000形堺トラムに掘れたからです(^O^)
本屋で久々に鉄道模型雑誌を立読みしてたら堺トラムを見かけました。
素晴らしい出来映えにマジで身震いしました。
一瞬、モデモの製品か?と思ったんですが、よく記事を読むとトミーテックの鉄コレ製品と知りました(^O^)
これは是非とも欲しい!と思い、10年ぶりに模型屋へ行き、堺トラム本体は勿論、動力ユニット、パンタを購入。
早速レンタルレイアウトで走らせました(^O^)
それで眠っていた模型魂が再燃、レールやパワーユニット、序でにカトーのキハ20系と103系を買いました。
その後は再び鉄道模型趣味まっしぐらです(^O^)
鉄コレは私が鉄道模型趣味に復帰するきっかけを与えてくれました(元々復帰は考えてはいましたが、なかなか腰を上げられずにいたので)

ところで鉄コレの堺トラム、1001号車「茶ちゃ」と1002号車「紫おん」が発売されてますが、どちらも甲乙つけがたい出来映えです(^O^)
早く1003号車「青らん」も出して欲しいです。
光山市交通局
2015年12月13日 23:35
>鉄道模型大好きおじさん

 出戻り組のファンにとっては鉄コレの様な手軽に手が出せる導入材は非常に有難い物がありましたね。

 後の「週刊鉄道模型~」なんて企画も鉄コレあっての物だったと思いますし。

 ただ、今の値付けを見ると当時の私たちの様に鉄コレを入門者用の導入材と考えた時、それに使えるかどうかのギリギリの線ではないかと言う気もしています。