今月の入線車から「中村精密のC53」
かねて以前から欲しかった蒸気モデルの中でも(わたし的に)難易度が高かった機種がようやく先日入線の運びとなりました。

物は中村精密のC53。
この機種、中古屋で見掛けないのは勿論ですが奥でも中々出物が無くたまに出たと思ったらあっという間に高値がつくので手が出せないという難物でした。
ですから見つけるにしても相当まめなショップ周りかいい出物を奥で見つけるかしかないと覚悟を決めていたものです。

ようやく(価格的にも適当な)それを見つけられたのは勿怪の幸いと言えます。
中村のモデルに拘ったのはひとえにそのプロポーションの良さ。
C53自体はマイクロからも出ていましたが腰高背高のそれには違和感を感じさせられていた上に持っていたマイクロのC53が「ダイカストの崩壊で自走不能になってしまった」という事情もあります。
自走出来てマイクロよりプロポーションの良いC53は後にワールド工芸始め他社からも出ていますが細密度が高い反面キットも完成品も高価というのがネックでした。

因みに今回のC53はそのマイクロの中古モデルと大差ない値段でしたから中村のモデルとしては(先日のジャンクC57を除くと)かなり安価な部類です。
3シリンダーによる高めに配されたボイラーと大径の動輪の組み合わせは正に東海道の雄の風格が感じられます。

又、ボイラー上のドームもちょこんと一個乗っただけのかなりスマートな印象でC57が「貴婦人」ならこちらはさしずめ「イケメン」と言っても良いくらいに感じます(笑)
今回のモデルはデフ付きなので現在飾り物状態のマイクロ(45号機なのでデフなし)との仕様違いも楽しめます。
かなり古い上に歴然と使いこまれた跡が残るモデルなので走行性は期待していなかったのですが意外と走りはしっかりしており以前入線のC51やD62の様なやれは見られませんでした。
但しスローはあまり効かない部類ですが。

これに牽かせたい客車と言うと旧型蒸気用に昨年入れているMODEMOのスハ32系が最右翼でしょう。元々が中村精密製の客車で客車本来の用途に最も適合します。
他にはOE88も似合いそうですし、スハ44系との組み合わせもぜひやって見たいものです。
それにしても戦前中心とはいえ東海道本線で主力機のひとつであり機関車自体が非常にスター性の高い機種の割にはC53はメジャーメーカーから量産品が中々リリースされない不思議な機関車です。
とか言っていると、ある日突然KATOが製品化したりして(汗)
EF56とかEF10、最近だとC59みたいにこのパターンが多いですが。
光山鉄道管理局
HPです。

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この機種、中古屋で見掛けないのは勿論ですが奥でも中々出物が無くたまに出たと思ったらあっという間に高値がつくので手が出せないという難物でした。
ですから見つけるにしても相当まめなショップ周りかいい出物を奥で見つけるかしかないと覚悟を決めていたものです。

ようやく(価格的にも適当な)それを見つけられたのは勿怪の幸いと言えます。
中村のモデルに拘ったのはひとえにそのプロポーションの良さ。
C53自体はマイクロからも出ていましたが腰高背高のそれには違和感を感じさせられていた上に持っていたマイクロのC53が「ダイカストの崩壊で自走不能になってしまった」という事情もあります。
自走出来てマイクロよりプロポーションの良いC53は後にワールド工芸始め他社からも出ていますが細密度が高い反面キットも完成品も高価というのがネックでした。

因みに今回のC53はそのマイクロの中古モデルと大差ない値段でしたから中村のモデルとしては(先日のジャンクC57を除くと)かなり安価な部類です。
3シリンダーによる高めに配されたボイラーと大径の動輪の組み合わせは正に東海道の雄の風格が感じられます。

又、ボイラー上のドームもちょこんと一個乗っただけのかなりスマートな印象でC57が「貴婦人」ならこちらはさしずめ「イケメン」と言っても良いくらいに感じます(笑)
今回のモデルはデフ付きなので現在飾り物状態のマイクロ(45号機なのでデフなし)との仕様違いも楽しめます。
かなり古い上に歴然と使いこまれた跡が残るモデルなので走行性は期待していなかったのですが意外と走りはしっかりしており以前入線のC51やD62の様なやれは見られませんでした。
但しスローはあまり効かない部類ですが。

これに牽かせたい客車と言うと旧型蒸気用に昨年入れているMODEMOのスハ32系が最右翼でしょう。元々が中村精密製の客車で客車本来の用途に最も適合します。
他にはOE88も似合いそうですし、スハ44系との組み合わせもぜひやって見たいものです。
それにしても戦前中心とはいえ東海道本線で主力機のひとつであり機関車自体が非常にスター性の高い機種の割にはC53はメジャーメーカーから量産品が中々リリースされない不思議な機関車です。
とか言っていると、ある日突然KATOが製品化したりして(汗)
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この記事へのコメント
たまに見掛けても高価だったり…(傷物にも関わらず諭吉さんが3人では足りないとか)
C53に限らず中村の蒸気機関車の特徴は美しい塗装ですね(^O^)
走りも良いみたいですし。
金属製だから高価になるのは仕方ないですが、定価でカトーの2倍程度に抑えていたのは凄いと思います。
中村の中古モデルで一番よく見かけるのはC51ですね。
コンディションを気にしなければ結構安い物も多いですし。
これに限らずしなののED17とかエンドウのEF58など「メーカーの第一号モデル」と言うのは今でも中古の出物が多い様です(入手困難なのは関水金属のC50くらいではないでしょうか)
やはり初物好きはどこの世界でも多いという事なのでしょう(笑)
C53の場合は確か第2号モデルだったと思いますが、C51の反動と言うか評判が行き渡ってしまい、それほど数が出ていないのではないかと思えます。
ですがこのモデルに関する限り、C51が持っていたウィークポイント自体は変わらない物のそれがあまり目立たず、意外と好印象となっています。私自身は非常に気に入りました。