テツドウモケイの買い物のはなし6・「ネット通販」と「探索買い」と・・・

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 最近のKATOは無暗にマニアックと言いますか、国鉄の旧型車両のモデル化が続いています。
 それも殆どゲリラ的にリリースされたりするので予約を忘れかねないほどです。
 先日のショーで予告された「マヌ付きの普通列車セット」なんかには正直たまげました。まさか暖房車のプラ量産品が出るなんて思いもしませんでしたし。

 DD13の後期形やC11なんかもリニューアルされるようですし、全くうかうかできません。
 (ED19なんかは本当に直前までリリースを知らなかったくらいで)

 まあ、それはさておいて。

 最近は鉄道模型もネット通販が盛んになり新品が割合手軽に入手できるようにはなってきました。
 その勢いは中古モデルにも及びネットオークションやネット買い取りという形態の取引も盛んになりつつあります。
 田舎住まいでも都会とほぼ同じ条件で物が購入できるというのは非常に便利ですし、時々は私もお世話になる事があります。
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 が、その一方で帰省とか上京の折に彼の地の中古ショップを巡ってモデルを購入するのが私の近年の購入パターンです。
 そういう機会自体がそう滅多にないですが纏まった時間が取れる様な場合ですと「気が付いたら1日に10~15km歩いていた」なんてのもざらです。

 それとは別に現住地でも全県のあちこちにショップが点在していると言うロケーション上、これまたモデル探しも半日がかりなんてのも結構あったりします。
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 正直言ってこれは非常に非効率的な話で、ネットオークションでも漁ればもっと安価に同じ物が買えるのではないかと思える事もしばしばです。
 ですが実際に帰ってきてみると例え何も欲しい物がなくても意外と充実感を感じている自分が居るのに驚かされます。

 ネットショッピングは効率的で基本的に低コストなのは間違いありません。
 何より「自宅から一歩も出ずに買い物ができる」と言う利便性は大きい物があります。
 が、これも一種の「バーチャルリアリティ」に近い感覚ではないかと思えます。
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 自宅に居ながらにして何でもかんでも「自分の方に引き寄せる」という感覚は本来人間の行動様式とは相容れないものです。
 何をするにもまず「自分から動き、自分から探索する過程の中で運動経験を積み重ねスキルを上げて行く」と言うのが生物としての人間の基本と言えるのですが。ネットの場合は足の代わりに指先のクリックで探索機能を代行させているわけですが肉体面での疲労が無い代わりに神経への負担或いはストレスが大きいと思われます。
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 買い物の場合でもこれは言える事で「自分の足で探す、見つける」と言う過程の中で身体を動かす事で経験値を上げてゆく過程はそれ自体が苦労であると同時に楽しみとも言えます。 

 そのせいか私の中では「ネットショップ(オークション)は最後の武器だ」というのが一種の信条にすらなっている気がします。
 ですが、田舎に居るとふらりとそこいらのショップに入って新製品を手に取って見る事自体がなかなか難しいのでネットの有難味も大いに感じるのですが。
 要はこれも適材適所のバランス感覚の問題なのでしょう。
(写真は本題とは関係ありません)
光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

2016年02月24日 12:33
最近、立て続けにネットで中古品を手に入れて、同じような気持ちになりました。
ネットの場合、その場で物を手にしないので、実感が湧かないと言うか、予約品をネットで注文した場合には、受け取ってから、「そういえば、買ったんだっけ?」状態になることが多いです。
でも、中古品の場合は、ネットでしか手に入らないとなると、どうしても利用してしまいますね。
光山市交通局
2016年02月24日 22:32
>oomoriさん

 「家にいながらワンクリックで買える」手軽さがネットの身上ですが、これをやっていると昔終末物のSFなんかで良く書かれていた「押しボタン戦争」の気分になる事があります(笑)

 軽く指先でポンして買う物が高額だったりすると自分では納得して買った物でも「何か間違ったんじゃないか」みたいな気分になる事も往々ですね。

 ですが最近は中古品もネットの出品が多い様ですしあのハー●オフまでもがネットショップを始めるご時世ですからこれも時代の流れなのでしょうね。