カラーブックスの「シティ電車」
今回は鉄道関連のカラーブックスネタ。
今回取り上げるのは「シティ電車」慶応大学鉄道研究会の編集になる一冊との事です。
カラーブックスで鉄道物を見るとその殆どは対象となるジャンルを図鑑よろしく俯瞰してみせると言う構成になっています。
だからこそ今になってもそこそこの資料価値を保っているものも多いのですが。
その中にあって独特の異彩を放っているのがこの一冊でした。
というのも都市間交通としての電車をデザインや性能、運用方法や利便性といった様々な切り口から評論しそれぞれのジャンルのベストを選定するという非常に考察的な要素の大きい内容だったからです。
ある意味昔の鉄道雑誌で時折見かける「鉄道ベスト10」を大都市圏の電車にジャンルを絞り込んで単行本にまとめた感じとでも言いましょうか。
一部に同人誌的なノリが抜け切れていない印象を感じるものの、編者が鉄道研究会という性格上どうしてもアカデミックタッチの評論がメインになりがちなのは当然ですし、またそこが本書の最大の特徴でもあります。
書き手の主観と熱意がこれほど伝わってくるカラーブックスと言うのもそうはありません。
そういう内容だけに評論の題材は「当時のリアルタイム」であり、この本が書かれた80年代後半から90年代初めにかけての一種の空気(要するに「バブルの前後の時期」です)が行間から感じられるのが今回読み返してみて非常に強く感じられたのが面白い処でした。
そこまで考え込まなくても各ページに掲載されている「あの頃の電車たち」に懐かしさを感じてみるのも面白いと思います。
光山鉄道管理局
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ある意味昔の鉄道雑誌で時折見かける「鉄道ベスト10」を大都市圏の電車にジャンルを絞り込んで単行本にまとめた感じとでも言いましょうか。
一部に同人誌的なノリが抜け切れていない印象を感じるものの、編者が鉄道研究会という性格上どうしてもアカデミックタッチの評論がメインになりがちなのは当然ですし、またそこが本書の最大の特徴でもあります。
書き手の主観と熱意がこれほど伝わってくるカラーブックスと言うのもそうはありません。
そういう内容だけに評論の題材は「当時のリアルタイム」であり、この本が書かれた80年代後半から90年代初めにかけての一種の空気(要するに「バブルの前後の時期」です)が行間から感じられるのが今回読み返してみて非常に強く感じられたのが面白い処でした。
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