KATOの最新型C50で盛り上がる2・時にびっくり、時にビクビク(笑)

 前回に続いてKATOの記念モデル版C50のお話から。
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 ようやくパッケージから引っ張り出したC50をしげしげと眺めているとなんだか空恐ろしい気分になりました。
 以前のモデルが140分の1前後にややスケールアウトしていたものを正調の150分の1スケールで設計し直した為に旧製品よりもやや小ぶりのサイズで登場した今回のC50ですが、正直な感想として、このサイズでよくもまあここまで細密に作り込んだものだと思います。
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 これらの写真は手持ちのコンデジの最大マクロでぎりぎりまで寄って(1センチ接写)捉えたものですがそれでもディテーリングに破綻を感じません。
 Nゲージの宿命ともいえる車輪の異様な厚みとアーノルドのカプラーが無かったら模型のスケールを間違えそうなくらいです。
 私の場合いつもならカプラーは互換性重視でアーノルドを使うのですがこればっかりはナックルカプラーに換装したいと思っています。

 過去二代のKATO製C50と比較すると殊ディテーリングと造形に関する限り、まるで別物と言っていいほどのレベルです。50周年のリニューアルだけに現時点でできる事は何でもやったという意気込みはダイレクトに感じられます。
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 このモデル、初期型をプロトタイプに「工場出庫直後のピカピカ状態」をモチーフに表現しているとの事です。この種の表現は主にお召列車の牽引機なんかでよく見かけるものですがこのモデルの説明書きにある様に「あまり走らせずに飾って楽しむ用途を想定している」事も関係ありそうです。

 実際、良く言えば「走らせるのが勿体無いくらい」悪く言えば「博物館の飾り物みたい」な印象で扱いには神経質にならざるを得ません。
 いつも以上に「ナンバープレートの装着でどこか壊しそうで怖かった」ですから。
 (実はこの点に関しては個人的に言いたいことも結構あるのですがそれについてはいずれまた)

 前述の通り今回のモデルのプロトタイプは前期型だそうで過去製品化された後期形に比べて25センチほど動輪の軸距が長い仕様との事です。そのせいか旧製品に比べてホイールベースがややのびやかな感じでサイズの小ささも相まって割合安定感を感じさせるものです。
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 ただ、そのせいかどうか140Rのミニカーブで試走してみると見事に先輪が脱線しますし、バック運転でもテンダが脱線するので旧モデル(2代目)ほどの機動性はありません。
 ですがそれは別として普通の条件で走らせる限り走行性は実に滑らか。特に低速域で徐々に電圧を上げた時の追従性の高さには驚かされました。
 これまでにもC12やC59などでも走りのスムーズさに舌を巻いたものですがこのC50は更にその上を行きます。

 これを見ていると前述した「ピカピカの外観」と併せて私なんぞからすれば「是非OE88の先頭に立ててやりたい」気分になります。模型としてのスペシャリティ度はC62やD51を凌ぐのではないでしょうか。

 ところでこのモデルの楽しみはモデルそれ自体だけではありません。
 それについては次回に。
光山鉄道管理局
 HPです。

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