トレインフェスタのはなしその8・HO&16番のモデルから
トレインフェスタの展示から。
今回は16番・HO編です。
こちらの大半はメインの大会場での展示でした。
動画です
そこには「TMSの誌上で昔から聞いていた『とな会』とか『NMRC』とかの名前を会場で見て『ああ、凄いイベントに来ているな』とか妙に感動する田舎者丸出しの私」がいたりします。
出展クラブの大半が歴史ある老舗なだけに運転会用と思われる組み立て式レイアウトのスケール感が物凄い。
レイアウトの端っこに立てば奥の方が霞んで見えないのではないかという位です(笑)
これらは走行用のレイアウトなだけあって線路以外のシーナリィは大したものはないのですが、線路配置がとにかく雄大だったのが印象に残ります。
カーブの径も大きく勾配の設定も実に自然。
カントの効いた大径カーブを長編成の列車が走り抜ける迫力にはため息がでます。
そこを走行する各クラブの列車群はこれまたNとは違う生き生き感を持って迫ります。
これも実際に目にするライブ感ゆえの印象でしょう。
このスケールのモデルはN以上に車両そのものの魅力をアピールする性格が強く、市販車そのまんまよりも各メンバーが丹精込めて仕上げた自作・改造車両がメインなのが特徴です。
それゆえにモデラーの拘りや思い入れのポイントが伝わりやすくこれが好印象に繋がっている気がします。
少なくとも博物館のレイアウトではこれほどの感動はありません。
今回特に一般客の目を引いていたのはメルクリンのモデルを展示していた名古屋メルぽっぽ倶楽部でしたが、交流3線式でシステム性の高さを売り物にしたメルクリンのメリットをフルに生かした展示という印象でひときわ華やかなイメージを感じました。
それ以外のクラブも思い思いに自慢の編成を持ってある場所ではアンカプラーを駆使した機関車の交換、別の場所では3列車以上の併進などのお祭り騒ぎ。
ですが個人的な印象で言うなら「シーナリィ付のセクションがもっとあればなあ」と言う思いがあったのも確かです。
元々HO自体「家で楽しむのにOゲージでは大きすぎる」という所からのスタートだった筈なので(アメリカのライオネル辺りは一般家庭でもOゲージでレイアウトシステムを組んでいました)
一部ではシーナリィ付の運転をやっていた所もありましたが全体の中では付随的な部類だったと思います。
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
(結構珍車を持ちこむ人が多いので参考になる)
レイアウトですとそちらのクラブのモジュールもそうですが、10Fの方でも
1:阿部敏幸氏の古いガソリンカーの改造詰所のジオラマ…をNで再現したというややこしいジオラマ。
2:雑誌で見かけた古い客車改造の詰所(物置?)のジオラマ。
3:別のブログで見かけた下町のジオラマ
など見覚えのある物を発見しましたっけ・・・
>レサレサさん
>
>遅くなりましたがコメントありがとうございます(汗)
フリーランスの闊達さは16番以上のサイズのモデラーに多い傾向ですね。実際海外でも「自分のレイアウトに合わせて車両を設定する」傾向があったりするので興味深いです。
私も基本的にはそういうのが好きな質なので結構楽しめました。