トレインフェスタ2016に参加して・・・

「丸々三日間鉄道模型に始まり鉄道模型に終わる」という(私にとって)空前のイベントでもあったグランシップトレインフェスタ2016もどうにか無事に幕を閉じました。
その間、全てのイベントや展示を回り切れない所もありましたが大いに刺激を受け、また楽しいひと時を過ごさせて頂いたのは間違いありません。
このブログも今月12日以来「まるまる3週間近くトレインフェスタの話ばかり」という、われながら凄い流れになってしまいましたが、そろそろこれまでのレポートをまとめ、そこで得られた収穫や課題を展望してみたいと思います。

今回のイベントではまず、これまで専門誌やWEBで間接的にしか得られなかった実力派ビルダーやモデラーの作品を生で、しかもライブ感覚たっぷりに触れられた事がまず最大の収穫でした。
それらは例えばNのモジュールであったり、16番の車両作品であったりもするのですがその技術も去る事ながら、何れも造り手のポリシーや思い入れの確かさ、そしてセンスの発露がストレートに感じられるものでした。
こればっかりは生で見ないと分らない部分も多々ある物ですが、田舎暮らしでは得られない濃密な情報量と、それらを手掛けた方々に直接お話を伺ったりする事で得られる所が大きかったと思います。
最近はWEBの発達であらゆる情報が家に居ながらにして、或いは手の中の端末で容易に得られるように錯覚させられるのですが、それでも生で触れないと得られない物もまだまだ多い事を改めて実感させられます。

それに関連して今回は普段触れる機会の少ない他フォーマット(Oゲージ以上のラージモデルや交流式モデル、或いはライブスチームなど)にふんだんに触れられた事も大きな収穫だったと思います。
これまた自分で無意識に情報を取捨選択してしまうWEBなんかではなかなか目にしない事でもあります。
こうした異種フォーマットへの接触は趣味における視野の拡大に間接的にせよ大きな影響を与えるものだと思いますが、自分の守備範囲外だからと食わず嫌いを決め込んでいるよりははるかに充実した気分になれた事も確かです。

堅苦しい話ばかりになりましたが今回もうひとつ嬉しかった事は「趣味の集まりでこんなに酒が飲めるとは」だったりします。
それも二晩も続けて(笑)
私の人生の中でこれほどうまい酒が飲めたことはあまりありません。同好の士のもとで思い思いの事を語らいながら飲む酒は実によく進むという事をこの歳になって初めて知った気がします(恥)

そんな楽しいイベントであったグランシップですがこれからに向けての課題も感じられた事もまた確かです。
何と言っても自分の出品した作品(これがまた文字通りの愚作なのですが)と上述の作品群とを比較すると技量面ばかりかセンスの面でも大きな差を感じさせられました。
それらの作品を超えるなんていうのはおこがましすぎるにせよ、「もう少し自分の雑なところだけでも直してゆかなければ」という無意識の鞭撻を受けたのも大きな収穫であります。
やはり一人でちまちまやっているとどこかで妥協してしまう所も出てくるのですが、これまでそのハードルを低く見積もり過ぎていたのではないかという思いがあります。
他のどこかで「下手なのは仕方ないが雑にやるな」という言葉を聞いた気がしますが、殊今回のイベントでは作品そのものを持って同じ言葉が何度も私に投げかけられた気もします。

もし次回も出品できるならせめて今回よりはバージョンアップした物を出したい。
そういう前向きな気持ちにさせてくれた事も私にとっては得難い収穫であり、同時に課題でもあります。
来年の日程がまだはっきりしないので次回出られるかどうかはわかりませんができるだけ参加したい、今回のリベンジをやりたいという気持ちは今でも湧き上がっています。
光山鉄道管理局
HPです。

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この記事へのコメント
生で作品を見られるというのは、本当に刺激的な事だと思います。
WEBで同じものを見ても、平面的でしかありませんので、立体的に自分の見たい角度で見れるという機会があるのは、非常にありがたい事だと思いますよ(^^♪
私も勤め先の近くの模型店にたまたま展示してあった雑誌に掲載されていた作品を見ましたが、それはWEBや雑誌で見た時の感動を遥かに超えるものでした。
こういう機会(イベント)に是非行ってみたいものです(^-^;
今回のイベントは私にとっては全てが初物尽くしでしたから全編が刺激的でした。
現住地では雑誌に掲載されている作品を観る事などできないのでそれだけでも参加した甲斐があったと思います。
できれば次回も参加したいですね。