しなのマイクロの小田急9000系のはなし
先日来小田急の入線が続いているとか書きながらまたまた小田急車が入ってきました。
ジャンク品の9000系
それも旧しなのマイクロがみどりや名義でリリースした年代物です。
数ある小田急電車の中でもこの9000系は妙に私に縁のある機種で以前岩手の実家に帰省した時にはGMのキットを入手して4連を組みたてましたし、その2年後くらいには上信電鉄250を作った際のドナーにこれまたジャンク品のGMキットメイク品の4連を買った事もあります。
ですから今回の9000は歴代で3編成目と言う事になります。
これを入手したのは以前中村精密のC57を買ったのと同じ所なのですが例によって「走らないジャンク品」とのタグがありました。
前のC57で味をしめて(大汗)買い受けたのですが(因みにそこのショップには試走線路がありません)
帰宅後通電すると「モータが空転する」のに暗雲が漂う気がしました。
旧しなのの動力では以前185系で同じ様な経験をしていたのですがそれにそっくりです。
おまけにこの9000系では当時メーカーご自慢の「フライホイール」まで空転しているから始末が悪い。
つまりはギアか走行系の摩耗か変形が疑われますが、これほど古いモデルでリペアパーツがそうそう揃うとは思えません。
これはどうしたものかと途方に暮れかけましたが、丁度地元の中古ショップの出物に同じしなのの「営団7000系」の動力車の出物を見つけました。
しかもとりあえず走行性には問題ないとの事。
(とか言いつつラベルには中間車なのに『ライトが点きません』などととんちんかんな事が書いてあるのですがw)
実はしなのマイクロのこの頃の電車モデルは足回りの使い回しが頻繁に行なわれており(実車と同じ台車と床下なのがむしろ珍しいくらい)この7000系の動力も小田急9000系にコンバート可能なのです。
偶然とは恐ろしいものです。
私の地元では滅多にしなのの中古など見かけませんから。
そのショップでは「秋葉原相場」とは行かないまでも40年以上前の模型とは思えない値付けだったのですが、折角のこの機会は逃せません。
結局2000円をはたくはめになりました。
ですがコンバートの効果は絶大で(そりゃそうだ)普通のしなのマイクロ位の走りっぷりにはなりました。
みどりやブランドのしなの電車モデルは奥ならばともかく、東京近辺の中古ショップでは4両セットで2万円から3万円の値付けな事が多いモデルですがレストア込みとは言えそれの半額近くで入線できたのは幸いでした。
GMの9000系と並べてみましたがモデルの年式が接近している(GMの9000系もかなりの古参モデルの部類となりました)だけにプラとブラスの造形の方向性の違いが見えて興味深いです。
どちらも一長一短という感じで並べてみても極端な優劣を感じませんでした。
但し走行性はしなのの方がフライホイール動力の威力なのかGMよりもややスムーズです。
光山鉄道管理局
HPです。昨日車両紹介の機関車の項一部追加しました
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ジャンク品の9000系
それも旧しなのマイクロがみどりや名義でリリースした年代物です。
数ある小田急電車の中でもこの9000系は妙に私に縁のある機種で以前岩手の実家に帰省した時にはGMのキットを入手して4連を組みたてましたし、その2年後くらいには上信電鉄250を作った際のドナーにこれまたジャンク品のGMキットメイク品の4連を買った事もあります。
ですから今回の9000は歴代で3編成目と言う事になります。
これを入手したのは以前中村精密のC57を買ったのと同じ所なのですが例によって「走らないジャンク品」とのタグがありました。
前のC57で味をしめて(大汗)買い受けたのですが(因みにそこのショップには試走線路がありません)
帰宅後通電すると「モータが空転する」のに暗雲が漂う気がしました。
旧しなのの動力では以前185系で同じ様な経験をしていたのですがそれにそっくりです。
おまけにこの9000系では当時メーカーご自慢の「フライホイール」まで空転しているから始末が悪い。
つまりはギアか走行系の摩耗か変形が疑われますが、これほど古いモデルでリペアパーツがそうそう揃うとは思えません。
これはどうしたものかと途方に暮れかけましたが、丁度地元の中古ショップの出物に同じしなのの「営団7000系」の動力車の出物を見つけました。
しかもとりあえず走行性には問題ないとの事。
(とか言いつつラベルには中間車なのに『ライトが点きません』などととんちんかんな事が書いてあるのですがw)
実はしなのマイクロのこの頃の電車モデルは足回りの使い回しが頻繁に行なわれており(実車と同じ台車と床下なのがむしろ珍しいくらい)この7000系の動力も小田急9000系にコンバート可能なのです。
偶然とは恐ろしいものです。
私の地元では滅多にしなのの中古など見かけませんから。
そのショップでは「秋葉原相場」とは行かないまでも40年以上前の模型とは思えない値付けだったのですが、折角のこの機会は逃せません。
結局2000円をはたくはめになりました。
ですがコンバートの効果は絶大で(そりゃそうだ)普通のしなのマイクロ位の走りっぷりにはなりました。
みどりやブランドのしなの電車モデルは奥ならばともかく、東京近辺の中古ショップでは4両セットで2万円から3万円の値付けな事が多いモデルですがレストア込みとは言えそれの半額近くで入線できたのは幸いでした。
GMの9000系と並べてみましたがモデルの年式が接近している(GMの9000系もかなりの古参モデルの部類となりました)だけにプラとブラスの造形の方向性の違いが見えて興味深いです。
どちらも一長一短という感じで並べてみても極端な優劣を感じませんでした。
但し走行性はしなのの方がフライホイール動力の威力なのかGMよりもややスムーズです。
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この記事へのコメント
私も以前、阪急6300系を持ってましたが、車体が異常に長かったです。明らかに国鉄電車など20メートル車の動力流用と解りました。
走りがイマイチだったのですが、同じしなのマイクロの国鉄117系用?動力を友人に貰ったので、それを取り付けてみたところ何とピッタリでした。
それにしても、昔は動力流用で車体が長くても「6300系タイプ」とは言わず、強引に「6300系」と称して販売されていたのですから、何ともおおらかな時代でした。
今なら大問題になりそうですが…
最近は動力流用というのは少なくなりましたが、それでも床下機器や台車流用というのはGMや鉄コレでは珍しくありませんね(>_<)
そちらから阪急6300の話を伺うまで気付かなかったのですが、そういえば当時のしなのの動力は20M級ばかりでしたね。なるほど同メーカーの阪急3000系も少し間延びしています。
この点いち早く21M級や18M級の動力ユニットを用意したエンドウが同様の足回り使い回しをしていながらあまり気にされなかったのとは対照的です。
ただ、今回ばかりはこのしなののシステムに救われた形ですから(笑)痛し痒しという所ですね。