趣味の原点を振り返る45・学校図書館で「レイアウト」に憧れた頃(笑)

 先日の事です。
 所要の折に尋ねた地元の図書館のコーナーで懐かしい本に出会いました。

 小学校の頃でしたか、学校の図書室にあってよく読んでいた学研の「少年少女工作・美術館」というシリーズものです。
 内容は「学研の図鑑の美術・工作版」と言った趣ですが厚みは図鑑よりずっと厚くて重いものです。

 実は再見するまでこれらの本の存在自体を忘れていたのですがよもや現住地の図書館にこんなのがあるとは思いませんでした。

 さて、これのどこが趣味の原点なのか。
DSCN6158.jpg
 実はシリーズの中の一冊「動く工作」に「見開きで鉄道模型のレイアウトのグラビアが載っていた」のです。
 思い出してみたらあの当時学校の図書館で鉄道模型について書かれていたのはそれ一冊しかなかったはずです。

 以前から触れている私にとっての鉄道模型趣味の原点「模型と工作・鉄道模型工作ハンドブック」は記事は豊富でしたがカラーページが一切ありません。
 ですからこちらの本のでっかい見開きのカラーで見るレイアウトのパノラマはそれだけでインパクト抜群だった訳です。
DSCN6159.jpg
(学研「少年少女工作・美術館4・動く工作」12P「も型機関車」より)
 当時の記憶ではHOのメルクリンあたりのレイアウトだったのではないかと漠然と考えていたのですが、今回の再見で観た所ではNゲージのレイアウトでした。
 モデルも造形が特徴的なT3蒸機などから当時学研が扱っていたミニトリックスの車両やパーツを使ったものの様です。

 発行時期から言って日本型の車両は殆どなし。
 建造物も当然の様にファーラー、バックマンをはじめとする海外製品がメインですし、中には私が最近購入した中古モデルもあったりします。
 
 その一方で樹木が装飾用のモールをよじって作られているように見えたり配線の一部が丸出し(これは最近レイアウトの電飾で私もやってしまっているのですが)だったりと過渡期の印象も感じられます。
 特にそれを感じさせるのがあまり規則性を感じさせない建物の配置で今どきのレイアウトではまずこういうタイプのアトランダムに近い(強いて言えば「幕の内弁当的」な)建物配置は見られない物と思います。

 ですがここに出ている物はまさに70年代初頭の一般的なレイアウトのイメージの具象化で、TMSの存在も知らない当時の子供だった私にはそのインパクトは大きい物がありました。
 あの当時私と同じようにこのグラビアでレイアウトを作りたいと思った子供がどれだけいて、長じてそれを実行に移した人はどれだけいた事かはわかりません。

 ですが少なくとも私に関して言えば実行できているのですからそれはそれで無駄ではなかったかと(笑)
 ところで今回の再会をきっかけに少し思うこともありましたのでそれについては次の機会に
光山鉄道管理局
 HPです。「車両紹介」16番・HOモデルの項一部追加しました


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