エンドウの阪急6000系から

 先日入線の中古モデルから。
 エンドウの阪急6000系の4連です。
DSCN6091.jpg
 阪急のモデルはこれまでにKATO、鉄コレ、GMのキット組みと完成品、しなのマイクロ、そしてエンドウと文字通り各メーカーのモデルが入線しています。
 まあ、中古の出物がたまたま見つかったという理由からこれほどメーカーがバラけてしまっていたのですが。

 それらのラインナップの中でも造形面で好感の持てるのはエンドウの製品でした。
 プレス造形のブラスボディゆえに細密感では劣るはずなのにモデル化の際のツボを押さえているのかぱっと見で好感のもてる車両が多い気がします。
 以前に同じ阪急の6300系を入線させていたのですが細密度を離れたところではKATOのそれに劣らない印象の良さが感じられました。
DSCN6090.jpg
 ですので同じエンドウの6000系もいい出物があれば欲しいと思っていたのですがショップでも奥でもこれが馬鹿高い。
 昨年の暮れでしたか秋葉原の某有名中古ショップで一度出物を見つけた事があるのですがM車T車を問わず「1両辺り5桁価格」のお値段に思わず引いてしまった思い出があります。

 ですのでこれは安価な入手は不可能かとか思っていたのですが先日ようやくそこそこの値段の出物を見つける事ができました。
DSCN6095.jpg
 安かった理由は(中古モデルでは往々にしてあるのですが)「前ユーザーの手が入っていたから」と思われます。
 とはいっても方向幕やサボのステッカーが貼られていたこと、恐らく直射日光によるものと思われるクーラーパーツの退色程度のものですが。
 ブラス造形によるボディのクリーンさには影響ありませんし気に入らなければクーラーだけリペアするのも容易と踏みました。
DSCN6094.jpg
 走行性は「いつものエンドウ車」トレーラー台車の転がりの渋さは相変わらずですし動力系も今となってはがさつとしか思えないノイジーさです。
 ですが先頭車を中心として造形の印象把握の良さは流石です。

 同じブラスでもしなののモデルが特に窓周りのHゴム周辺の表現に雑さを感じさせるのと対照的でした。
 (まあ、ここは単なる塗りなのですが)

 写真はGMの7000系とのツーショットですが、プラとブラスの造形の特徴のちがいが一目瞭然。どちらが良くてどちらが悪いというのではなくそれぞれも持ち味がキャラクター性に反映しているとしか言いようがありません。ただし走りはスムーズさでGMの方が上でしたが殆ど同レベルに近い物です。
光山鉄道管理局
 HPです。

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