日本型HOゲージの50年の思い出から・クモハ40のはなし

 昭和39年版の「模型と工作 臨時増刊・鉄道模型ハンドブック」(技術出版)から50年前の16番モデル工作とそれ以降のNモデルの思い出を語るある意味支離滅裂な企画(汗)
 但し今回は諸般の事情(笑)でいつもと少し趣が変わります。


 何故なら今回紹介するモデルが「16番モデル」だからでそれもあってこちらのブログで先行公開させて頂こうかと思います。
 今回はクモハ40から。
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 両運転台で単行でも運転を楽しめると言うメリットもあってクモハ40は16番工作向けの素材としては好適と思いますが本書でもきちんと取り上げられています。
ただ、ハードボイルドと言いますか、他の工作記事で前振りに来る実車の解説とか作り手の意欲を刺激するような文句は一切なしでいきなり製作記事に入るところは上記のメリットの大きいモデルだけに少しもったいない気もします。

工作は例によってペーパー車体にバルサの屋根板の組み合わせ。
103系と違ってシルもヘッダもある上に車体のコーナー部を曲面処理する必要のある旧国なので1両だけでもなかなか作り応えのあるモデルと思います。ただ、当時は103系始め151系や153系等の新型電車が爆発的なペースで発表されファンの心を大いになびかせていた時期だけにクモハ40の様な旧国に関心が向きにくい所はあったのではないでしょうか。
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 そのクモハ40ですが私のところではNではなくKATOの16番と言う形で入線しています。
 これも記憶に間違いがなければKATOの16番では初の電車モデルだったと思います。

 恐らくクモハ40自体は他のメーカーからもブラスのモデルがいくつも出ていると思いますが、モデルとしてはそれほど注目度の高い機種ではありません。
 それを敢えてKATOがプラで出したという事は単行でも運転できるメリットを重視した結果ではないかと思います(同様の印象は同じ16番のTOMIXの高松事平電鉄5000でも感じますが)
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 ペーパーともブラスとも異なるプラ造形の旧国という事で素材の違いからくる印象の差は感じやすい気がしますが多少の肉厚感はあるにせよプラならではの細密感の高さは流石プラモデル大国日本の電車モデルと言った感じです。
 尤も、CADを駆使して設計されたと思しき造形には可愛げのなさを感じる向きもあるかもしれません。

 ですが縁側なんかでゆったりゆらゆらと走らせて楽しむ分にはとても楽しめるモデルなのも確かです。 
光山鉄道管理局
 HPです。

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