「模型とラジオ」と鉄道模型工作のはなし

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 先日のEC40工作の話の続きです。
 マイクロエースのCタイプ電機の動力ユニットの活用を兼ねたEC40電気の工作を計画したはなしは前回書いた通りです。
 件の記事が掲載されていたのは「模型とラジオ」の82年11月号。
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 先日の帰省の折にようやく実家の本棚から引っ張り出してきました。
 EC40なんてNでは製品化されていそうにないモデルですし(あったとしても恐らくキットかブラスの細密モデルじゃないかと)夏から秋の工作には好適な素材の気がします。

 とはいえ、帰宅後に改めて記事を読み直してみるとかなりハードルが高そうです。

 なにしろEC40の象徴のポールなんかは真鍮線と真鍮板を組み合わせたフルスクラッチ。
 ボディばかりか屋根板までもがプラバン積層加工を要します。
 車体のディテーリングの多さもこちらの想像を上回るレベルでした。
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 唯一救いはロッドが完全なダミーだった事くらいでしょうか。

 ルーバーなんかはGMのコルゲート板で代用しようとか考えてた身にはかなり堪えます(笑)

 このままでは完成自体かなりおぼつかないので同じEC40でもパンタグラフが使えて造形も微妙に単純化された京福時代の片ボンネット仕様を狙おうかとか考えていたりします。
 ああ、何と言う安直な。
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 模型とラジオではもうひとつ、GMの動力ユニットを使う京浜東北線の木造ダブルルーフ国電というのが掲載された82年7月号もあったのでこれも持ち帰りました。
 こっちはこっちで車体が「古葉書を使ったペーパークラフト」だったりするのですが。
 素材が素材なので筋彫りが大変そうです。

 こちらの動力については今だったら鉄コレのユニットを使うのが一番手っ取り早い気がします。

 それにしてもこの頃の模型とラジオは記事の大半が「ザブングル」「ダグラム」「マクロス」のアニメモデルの記事が主体だったのですが鉄道模型の記事とのギャップの激しさが物凄い事になっています。
 一体どれだけの読者がこれを読んでEC40とか作ろうとしたのか少し心配になります。

光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

レサレサ
2016年08月20日 13:31
ポールに関してですが、KATOやGMのシングルアームパンタを人間で言うひじ関節の手前で切除し、それを碍子っぽいパーツ(内部に穴をあけてパイプ状にしておく)をつなぎにして真鍮線と組み合わせるとそれっぽいのができますよ。
元がパンタグラフだったため上げた状態で固定も可能です。
(ただしポールが重すぎるとNG)

自分はこれをつかってフリーランスの木造電車と旧式電気機関車をポールとパンタに交換できるようにして楽しんでいます。
光山市交通局
2016年08月20日 23:48
>レサレサさん

 シングルアームパンタの利用とは考えませんでした。なるほどこれなら楽そうですね。

 ブログにも挙げました京福仕様のテキ511ですが、調べてみたら実車の構造に今回の工作に使えるポイントがある事に気づいたのでEC40そのものよりもこちらを作る方向で検討しています。