S660に思うこと
今回はS660絡みで話をしたいと思います。
実は前回のはなしの後もう一度試乗してS660のオーダーを入れてしまいました。
スポーツカーの定義として私なりの考えを追加して考えると
「同じ目的地まで行くのにわざわざ回り道してでも運転していたくなるクルマ」
「移動がルーチンワークにならないクルマ」
と言うのも加えましょう。
いずれにしろ実用性よりも多分にエモーショナルな要素が大きいですが。
さてこのS660、その威力を堪能できるのはどういう場所でしょうか。
多分やろうと思えばサーキットでそこそこ飛ばせるクルマではありますがそれにしては絶対的な馬力は不足。
都心辺りを流す様な用途だとシフトチェンジが頻繁過ぎて疲れるだけ。
ましてや片道500キロ以上の泊り掛けのロングクルージングはホテル利用の一人旅以外は非現実的。
それどころか物入れも絶対的なスペースもないので買い物にすら使えない。
価格的には手頃ですが実用性皆無な点を思うとはっきり言ってCVT仕様以外は「都会者には向かないクルマ」なのは確かと思えます。
都会で「胸のすくオープンエアモータリング」がやりたかったら、私だったらバイクを選びます。
(事実、私の知り合いの都心在住者の間のバイクの普及率の高さには驚かされました。実を云いますと以前ビートを買おうとした時に必ず躊躇したのが「これならスクーターでもできる」と言う現実が頭をよぎったのも一因でした。イナカ者のくせにw)
私の私見ですがこのS660と言うクルマは「イナカ者が半径100キロ以内の範囲で乗り回す時に最大の威力を発揮できるクルマ」と見ています。
そしてそれこそが私がS660にオーダーを入れた最大の理由だったりします。
ここでの「100キロ」というのは「片道2時間以内の日帰り圏、但し高速を除く」と言う意味です。
私の現在の環境に当てはめるなら自宅の周囲の50キロ圏内には山越えが必要な幹線道路が3本、普段行き付けない方面を入れると5~6本はあります。
それらはアップダウンは勿論つづら折れあり狭路ありの典型的な「山村の田舎道」
又、山の麓を迂回するルートにしてもカーブが連続する田舎道ばかりです。
重心が高く頭が振り回されやすいミニバンやSUVにとってこれらの道を常用する事は「仕事」以外の何物でもありません。
勿論ミニバンにはミニバンの魅力はありそれは私も非常に重視はしているのですが、少なくとも上述の道を楽しんで走るにはあまり向いていないクルマなのも確かです。
S660はまさにそういう道を楽しむためのクルマだと思って差し支えないのではないでしょうか。
だから絶対的な速さや加速力が3ナンバースポーツに劣るにせよそんな事はこのクルマにとってそれほどネガにはならないと見ています。
上述の範囲でしたら一度のお出かけで持ち歩いたり持ち帰る荷物も知れていますし
(助手席に買い物かごを載せるならスーパーの買い物くらいは余裕で可能。フットスペースの奥行きは意外にあるので床置きで買い物袋を飲みこませるくらいはできます)
逆に現在主流の3ナンバースポーツの99.9%はこの点では私にとっては過剰性能もいい所。
今回一渡り見回してみても最低限の遠出に対応しているマツダロードスター以外は全く興味を持てませんでした。
もし、遠出に使ってお土産もいっぱい買って帰るとか片道500キロ以上の帰省に使うというなら5ナンバーのミニバンの方がはるかに使える車です。
(本当はスポーツワゴンも入れたかったのですが今出ているのはカローラとシャトルを除けばどれもこれもウすらデカすぎ。
特に海外市場しか見ていない車幅の設定は地方都市の路地で必ず致命的な弱点になります)
スポーツセダンを選んでも「私設新幹線」以上の働きはしないしそれだと本物の新幹線には逆立ちしても勝てません。
ですからS660と言うのは乗り手よりもかなり使用環境を選ぶ車ではないかと。
少なくともイナカ者のクルマ好きには福音とも言える車と思います。
まあ、同じ事はワークスとかコペンでもいえる事ですが。
光山鉄道管理局
HPです。
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実は前回のはなしの後もう一度試乗してS660のオーダーを入れてしまいました。
スポーツカーの定義として私なりの考えを追加して考えると
「同じ目的地まで行くのにわざわざ回り道してでも運転していたくなるクルマ」
「移動がルーチンワークにならないクルマ」
と言うのも加えましょう。
いずれにしろ実用性よりも多分にエモーショナルな要素が大きいですが。
さてこのS660、その威力を堪能できるのはどういう場所でしょうか。
多分やろうと思えばサーキットでそこそこ飛ばせるクルマではありますがそれにしては絶対的な馬力は不足。
都心辺りを流す様な用途だとシフトチェンジが頻繁過ぎて疲れるだけ。
ましてや片道500キロ以上の泊り掛けのロングクルージングはホテル利用の一人旅以外は非現実的。
それどころか物入れも絶対的なスペースもないので買い物にすら使えない。
価格的には手頃ですが実用性皆無な点を思うとはっきり言ってCVT仕様以外は「都会者には向かないクルマ」なのは確かと思えます。
都会で「胸のすくオープンエアモータリング」がやりたかったら、私だったらバイクを選びます。
(事実、私の知り合いの都心在住者の間のバイクの普及率の高さには驚かされました。実を云いますと以前ビートを買おうとした時に必ず躊躇したのが「これならスクーターでもできる」と言う現実が頭をよぎったのも一因でした。イナカ者のくせにw)
私の私見ですがこのS660と言うクルマは「イナカ者が半径100キロ以内の範囲で乗り回す時に最大の威力を発揮できるクルマ」と見ています。
そしてそれこそが私がS660にオーダーを入れた最大の理由だったりします。
ここでの「100キロ」というのは「片道2時間以内の日帰り圏、但し高速を除く」と言う意味です。
私の現在の環境に当てはめるなら自宅の周囲の50キロ圏内には山越えが必要な幹線道路が3本、普段行き付けない方面を入れると5~6本はあります。
それらはアップダウンは勿論つづら折れあり狭路ありの典型的な「山村の田舎道」
又、山の麓を迂回するルートにしてもカーブが連続する田舎道ばかりです。
重心が高く頭が振り回されやすいミニバンやSUVにとってこれらの道を常用する事は「仕事」以外の何物でもありません。
勿論ミニバンにはミニバンの魅力はありそれは私も非常に重視はしているのですが、少なくとも上述の道を楽しんで走るにはあまり向いていないクルマなのも確かです。
S660はまさにそういう道を楽しむためのクルマだと思って差し支えないのではないでしょうか。
だから絶対的な速さや加速力が3ナンバースポーツに劣るにせよそんな事はこのクルマにとってそれほどネガにはならないと見ています。
上述の範囲でしたら一度のお出かけで持ち歩いたり持ち帰る荷物も知れていますし
(助手席に買い物かごを載せるならスーパーの買い物くらいは余裕で可能。フットスペースの奥行きは意外にあるので床置きで買い物袋を飲みこませるくらいはできます)
逆に現在主流の3ナンバースポーツの99.9%はこの点では私にとっては過剰性能もいい所。
今回一渡り見回してみても最低限の遠出に対応しているマツダロードスター以外は全く興味を持てませんでした。
もし、遠出に使ってお土産もいっぱい買って帰るとか片道500キロ以上の帰省に使うというなら5ナンバーのミニバンの方がはるかに使える車です。
(本当はスポーツワゴンも入れたかったのですが今出ているのはカローラとシャトルを除けばどれもこれもウすらデカすぎ。
特に海外市場しか見ていない車幅の設定は地方都市の路地で必ず致命的な弱点になります)
スポーツセダンを選んでも「私設新幹線」以上の働きはしないしそれだと本物の新幹線には逆立ちしても勝てません。
ですからS660と言うのは乗り手よりもかなり使用環境を選ぶ車ではないかと。
少なくともイナカ者のクルマ好きには福音とも言える車と思います。
まあ、同じ事はワークスとかコペンでもいえる事ですが。
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この記事へのコメント
S660は通勤用趣味車、人や荷物は嫁のNBOXが担当です。
年内納車は可能らしいですが、都合で2月納車です。
楽しみだなぁ。
オーダーおめでとうございます。
私もそうでしたがこれから納車までの半年間、イメトレ三昧の日々が続くわけですね(笑)
S660はどうしても実用性に欠けますから別個に実用的なミニバンと組み合わせるのは理にかなっていると思います。
実はこれにはもう一つ、実際S660に乗ってからでないととわからない意外な楽しみがあります。
それについては次の機会にでも書きたいと思います。