S660のはなし・MTかCVTか?
このところ毎週水曜日がS660のはなしで埋まっている気がしますが今回もそのネタです。
実際、このクルマについて書き出すと愉しみだけでなくいろいろと考えさせられる所もあり、それらも含めていい意味での刺激になっていると思えます。
今回はS660のミッションのはなしから。
実は今回S660を入れるにあたって一番悩んだポイントが6速MTにするかCVTにするかでした。
なにしろ私が最後にMTのクルマに乗ったのは24年も前のはなし。
21世紀に入ってから消防団の積載車でMTに再び乗る事になりましたが、それとてスポーツカーみたいな訳にはいきません。
2度の試乗でS660の6速マニュアルミッションのシフトフィールはある程度分っていましたが、これを常用するとなるとやはり未知数です。
それまでの車歴がATかCVTばかりでしたから、その延長で言うならS660もCVTを選んだとしても何も問題はないはずです。
そんな訳で実のところ6MTでオーダーを出した後も半年位逡巡していました。
で、納車からそろそろふた月、2000キロ強を走りましたが。
結論から言うと多少のシフトミスこそあったものの6MTを後悔する様な局面は一度もありませんでした。
それどころかATでは得られない愉しみや嬉しさの方がはるかに上回ったのです。
路面の状況や周囲の状況に合わせてドライバーが自分が最適と思うギアを選択してクルマを走らせるというのは最近の「クルマの自動化」の方向からは真逆であります。
ですが一度その楽しさを知ると上手い下手を別としても病みつきになる様な魔力があるのも確かです。
と、言う訳でS660を買うならやはり6速MTに限ります。
ここまでは私個人の経験からのはなしなのですが、それ以外に必然性の面からMTを勧める理由を書きたいと思います。
それはクルマ自体のパッケージングの問題です。
というのもあそこまで極端に着座位置を下げ、足をやや前下方に投げ出した姿勢を取らせるのは単に低重心を狙っただけではなくダブルクラッチやヒールアンドトウをスムーズにやらせる意図もおおいにあったと思われるからです。
煩雑な操作を必要としないATならもっとアップライトな着座姿勢で視点を高くさせる方が理にかなっていますし、実際ミニバンやSUVなんかはそういうのが主流です。
つまりS660のパッケージングはあくまでMTで乗る事を前提とした物である事が言えると思います。
ですからS660でCVTを選んでしまうとこのクルマの欠点ばかりが目に付いてしまう事にもなりかねません。
このクルマの魅力の何割かはミッション、何割かはブレーキに依拠したものと思われますから。
極端な位に車高の低いパッケージングのS660では視点は低すぎて怖いし前に足を投げ出すだけの姿勢は本来なら腰にもよくありません。
おまけに低い車高は乗り降りの度に大きく腰をかがめる事を繰り返すので(オープンの場合を除く)これもきつい物があります。
これでギアチェンジが楽しくなければ単なる苦行になりかねないですから(笑)
光山鉄道管理局
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今回はS660のミッションのはなしから。
実は今回S660を入れるにあたって一番悩んだポイントが6速MTにするかCVTにするかでした。
なにしろ私が最後にMTのクルマに乗ったのは24年も前のはなし。
21世紀に入ってから消防団の積載車でMTに再び乗る事になりましたが、それとてスポーツカーみたいな訳にはいきません。
2度の試乗でS660の6速マニュアルミッションのシフトフィールはある程度分っていましたが、これを常用するとなるとやはり未知数です。
それまでの車歴がATかCVTばかりでしたから、その延長で言うならS660もCVTを選んだとしても何も問題はないはずです。
そんな訳で実のところ6MTでオーダーを出した後も半年位逡巡していました。
で、納車からそろそろふた月、2000キロ強を走りましたが。
結論から言うと多少のシフトミスこそあったものの6MTを後悔する様な局面は一度もありませんでした。
それどころかATでは得られない愉しみや嬉しさの方がはるかに上回ったのです。
路面の状況や周囲の状況に合わせてドライバーが自分が最適と思うギアを選択してクルマを走らせるというのは最近の「クルマの自動化」の方向からは真逆であります。
ですが一度その楽しさを知ると上手い下手を別としても病みつきになる様な魔力があるのも確かです。
と、言う訳でS660を買うならやはり6速MTに限ります。
ここまでは私個人の経験からのはなしなのですが、それ以外に必然性の面からMTを勧める理由を書きたいと思います。
それはクルマ自体のパッケージングの問題です。
というのもあそこまで極端に着座位置を下げ、足をやや前下方に投げ出した姿勢を取らせるのは単に低重心を狙っただけではなくダブルクラッチやヒールアンドトウをスムーズにやらせる意図もおおいにあったと思われるからです。
煩雑な操作を必要としないATならもっとアップライトな着座姿勢で視点を高くさせる方が理にかなっていますし、実際ミニバンやSUVなんかはそういうのが主流です。
つまりS660のパッケージングはあくまでMTで乗る事を前提とした物である事が言えると思います。
ですからS660でCVTを選んでしまうとこのクルマの欠点ばかりが目に付いてしまう事にもなりかねません。
このクルマの魅力の何割かはミッション、何割かはブレーキに依拠したものと思われますから。
極端な位に車高の低いパッケージングのS660では視点は低すぎて怖いし前に足を投げ出すだけの姿勢は本来なら腰にもよくありません。
おまけに低い車高は乗り降りの度に大きく腰をかがめる事を繰り返すので(オープンの場合を除く)これもきつい物があります。
これでギアチェンジが楽しくなければ単なる苦行になりかねないですから(笑)
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