KATOのEF70 1000番台
諸般の事情で入線がずれ込みましたが、KATOから久しぶりにリリースされたEF70がわが家にも入線しました。
今回リリースのモデルは20系の日本海の牽引機になっている1000番台だそうで当然の様に日本海編成の20系も出ていたりします(そちらは買えませんでしたが)
最近のKATO製品らしいそつのない造形は実車との比較と言う点では特に文句はありません。
以前のモデルではすべてプラ製だった屋上配線も今回のモデルでは金属パーツになり、緑色の碍子と併せてなかなかの細密感(あるいは模型としての「高級感」)を感じさせます。
のびやかさすら感じさせる大きな側面ルーバーの連なりが個人的にはEF70の外見上の魅力のひとつと思いますし、非貫通の二枚窓の前面もED74ほどの野暮ったさもなく割合に端正な印象に繋がっていると思います。
ただ、単に「カッコ良さ」で選ぶならED72,73の方がわたし的には好みだったりするのですが(笑)
走行性も最近のKATO製品の例にもれずスムーズです(最近の製品について書く時、こう書くのが本当に多くなりました。あからさまな欠点が感じられないだけにスムーズと書くしかない汗)
ナンバープレートは例によってはめ込み式ですが今回のEF70はかなり楽に且つきっちりとハマります。良いピンセットを使ってやる限りは「パーツを飛ばした」とか「力を入れないと入らずナンバーが歪んだ」と言ったトラブルは少ないようです。
ところでEF70と言う機関車、KATOにとってもNゲージにとっても一種のベンチマークみたいなモデルと思います。
日本初の日本型電機としてKATOが初めてこれをリリースしたのは50年近く前ですが、以来十数年くらいは中身も機能もバージョンアップがされていますし、KATOが製造をやめてから20年くらいのインターバルでマイクロが競合製品を出しています。
これに今回のモデルが加わる訳ですから、歴代のEF70モデルを並べるだけでNゲージの造形や動力の進化の歴史が辿れそうな「走る博物館」(笑)と思えます。
次回から何回かに分けてその辺りを書いてみたいと思います。
光山鉄道管理局
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