あの頃のEF70と今どきのEF70
関水金属が最初にEF70を製品化したのは昭和42年頃。西暦に直すと1967年という事になります。
以来ボディの基本的な造形はそれほど変えずに(中身は相当に代わっていますが)80年代中頃までリリースされていたと記憶しています。
そのEF70が先日久々にKATOからリニューアルされてリリースした事は先日書いた通りです。
幸い手元には3年前にジャンクを入線させている(あれから走りが復活していないので「入線」と言うのはかなり語弊がありますが)初期型のEF70もあるのでこれは是非並べてみたくなります。
とはいえ初代が自走不能につき走行性は比べられないので専ら造形面での話になりますが。
初期型の方がオレンジがかった色調ですがこれは80年代初め頃のマイナーチェンジまでこういうカラーリングでした。実車とは異なるのですが個人的にはこちらの方が好ましく感じられます。
何故かは自分でもわからないのですが色彩が幾分か暖かさを感じさせるから・・・かもしれません。
上が初期型、下が現行型のモデル。流石にパンタグラフの造形には相当な時代の差を感じますが基本的な造形ではそれほどの違いは感じません。確かに現行型の方がディテーリングは優れてはいますがそれだけに可愛げのなさも感じてしまったりします。
初代のカプラーはこの型まで使われていたX2Fカプラー。この直後位にKATOはアーノルドを標準にしてしまったので初代のC50とオハ31、EF70とコキ10000辺りまでしか使えない今となっては幻のカプラーです。
初代はカプラーと一緒にスカートまで首を振る通称「アゴワレ」ですが、この辺の処理と造形がこの50年で最も進歩した部分かもしれません。多少の事には寛容だった気がする当時の私ですら首を振るスカートには最後まで違和感を感じていましたから。現行品は当然スカート固定、それどころか解放てこまで別パーツ化で表現していますからデラックス度は高いです。
改めてフロントビューを並べてみます。
こうして見ると初代が玩具っぽく見える向きもあるかもしれません。ですが50年前のモデルに今の水準のディテーリングを求める事自体がナンセンスですし、むしろ50年前によくここまでそつのない造形が出来ていた事を驚くべきかもしれません。
動力系については直接比較できないので初代の構造については以下のリンクをご参照ください。
関水金属の初代EF70の動力のはなし(涙)
さすがに買いたての現行品を今ばらす度胸は私にはありませんので(汗)
光山鉄道管理局
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