ZゲージのC11から

先日帰省の折に入手できた中古モデル、ZゲージモデルのC11から
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これは存在は知っていてもこれまで実物を見た事の無かったモデルです。
これまでのZゲージがC62だったりD51だったりで小型タンク機というのは初めての入線です。
ミニクラブのタンク機でも事前に見ていれば大きさの見当くらいは付いたかもしれませんが、最初にこれを店頭で見た時には「このパッケージに本当に機関車が入っているの?」とか疑ったくらいで(笑)

また、これまでの日本型蒸気は天賞堂製でしたが今回のモデルはZゲージ専業ブランドの六半製。
中古モデルですが片側第3動輪のサイドロッドの留め金が紛失していたのが外見上気になる点です。
尤も実際の走行性に影響はありませんでしたが。
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パッケージから出してみるとやはり小さく感じられます。
造形は上回りについてはかなり頑張っている印象。
何しろNゲージですらついていないデッキのつかみ棒まで付いていますし一体成型のボイラー部も色刺しの効果が大きい様です。
デフレクターが何かの板材らしくNゲージのそれよりも薄く感じられるところは大きな美点です。
一方でデフとランボードの間に隙間が見えたりもしますが、これとて「写真に撮って目いっぱいアップで見て気になるレベル」と思います。


それが気にならないくらい小さいのがZゲージだと言えば言えますが。
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ただ、下回りの表現についてはこの間天賞堂のC62に感心した経験からすれば些か残念。

 一部のロッド類が太く、車輪への固定ねじやリターンクランクが特に巨大で目立ってしまっています。
 全般に大味な印象で、Zゲージ第一号モデルであるD51のレベルに戻ってしまったような感じすら受けます。
 真横から見ると精緻な上回りと大味な下回りの不協和音のようなものを感じてしまうのが惜しいです。
 
DSCN7183.jpg

 尤も走らせるモデルと割り切ればこれはこれでそう悪くはないのですが。
 全体の印象はKATOの初代のC11に近いプロポーションに感じられます。

 走行性は運転開始時こそやや引っ掛かりを感じましたが一旦調子に乗ると割合ちょこまかと走ってくれます。
 スロー走行のスムーズさこそ今ひとつですがぎりぎりリアリティを感じる巡航速度は保てるようです。

 このC11ですが先日の運転会でデビューを果たし結構活躍してくれました。
 それについては次の機会に。
光山鉄道管理局
 HPです。

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