弘南鉄道ED22を作る・その2

 この間紹介したワールド工芸の弘南鉄道ED22のはなしの続きです。
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 最初このモデルの完成予想図(因みにパッケージには完成作例の写真とかはなかったですから、予備知識なしにキットだけを手に取って見てもとっさにイメージしにくい所はあります。特にカラーリングは)を見た時、「これに動力が入っているの?」とつい思ってしまいました。
 上から見るとボンネットが前後非対称ですし車両そのものもかなり小さそうでしたから。

 パッケージを開いてみたら「台車の中にモータが横置きに組み込まれている」のに今さらながら驚かされました。
 しかも前後にモータがふたつ。もちろんコアレスモータでしょう。
 これまでのワールドのモデルの動力を見てきた経験ではもっと大きくてごつい物を想像していましたから結構なカルチャーショックではあります。

 ただ、最初に試走した印象ではかなり先妻そうな走りには感じましたが。
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 さて、製作に掛かる気になっては来たもののいきなり作り始めるという訳には行きません。
 何しろこのキットは未塗装状態ですから少なくとも車体は塗装しておく必要があります。

 とはいえ私がこれの工作に割ける時間は精々が寝る前の30分くらいしかありません。
 ですから、塗装も朝のうちにスプレーして帰宅後にチェック、ここで塗り残しを見つけたら翌日の朝にまた塗装という繰り返し。
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 車体の工作も基本的に一日に一工程が精々でした。
 1週間経って見てまだキャブひとつ組みあがっていないなんて状態がザラに続くと「本当にこれ、完成するのか?」などという気になります。
 とはいえ、これはまず各ユニットごとに組み上げて行き、最終段階で組みあがったユニットを一気呵成に形に持って行くという特有の構成であるが故のストレスと言えます。

 先日の日曜日はそうして組み立てた各ユニットを機関車の形に持って行く構成だったのですが、出来そのものはさておいてもキャブやボンネット、屋根や床板などのユニット単位で組んだものを貼り合わせるだけで「あっという間にED22が組みあがった」瞬間には妙な感動すら覚えたりします。

 実際ここまで組み上げるのには2週間位かかりましたか。
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 しかし、実際やってみて思ったのですがワールドのキットは私が事前にイメージしていたよりも組みやすい物でした。
 確かに各パーツは細かいのですが、適切な工具があれば素組み自体は難しくなかったです。

 工作前の最初の不安感はどこへやら、人間とはいい加減なものでこれならもう二つ三つ何か作ってみたい気になってきます。

 さて肝心の走りですがボディとウェイトを載せて試走させてみても最初の印象とそれほど違いませんでした。
 2軸貨車2,3両くらいならどうにか引けますがあまり重い編成を牽かせるとてきめんに空転しますし、スロー走行もいまひとつな印象でした。
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 とはいってもこういうマイナーな小型機関車のキットが割合にリーズナブルな値段(鉄コレの電機と動力を一緒に買ったくらい)で入手でき、そこそこ工作を楽しみながら作れるというのは有難い事です。

光山鉄道管理局
 HPです。

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