偉大なる凡庸のそれから・D51編

 5年くらい前に書いた「偉大なる凡庸」たちの5年後の現状のはなし。

 第3弾はD51をば。
 実は先週書いた「きかんしゃやえもん」の話はこれの前振りだったりします(笑)
 こちらも前回紹介した時から5年の間に4両も増えました。

 私のラインナップを別にしてもD51は実車の人気もあって16番はもとよりNゲージでも定番中の定番モデルといえます。
 EF65の時と同様にジャンクをまとめ買いするとかなりの確率で入っている事が多いモデルでもあります。
 むしろ65よりも使用線区を選ばないだけに普及もしやすかったのでしょう。それとNでのリリースがSLブームの中の「デゴイチ人気」と重なっている事も大きいと思います。
DSCN6210.jpg
 そういえば、この間行きつけのショップに立ち寄った時もお爺さんが中学生くらいのお孫さんにKATOの長野式集煙装置仕様を買い与えている所を見かけましたし(笑)
 これなどはD51というのは世代を超えて親しまれている事を感じさせる一幕ともいえます。

 ただ、KATOの初期型モデルは割合高い確率でギアのかみ合わせの劣化(或いはモーターマウントのがたつき)で不動状態になっている物があるので中古モデルでは注意を必要とする機種でもあります。
 私の場合そうやって当たってしまった不動モデルはモータを抜いて重連用にしてしまいますが。
 
 更にD51が増えた理由としてKATO製のリニューアルという要因もあります。
 初期型のD51はマイクロや中村精密のD62よりも巨大なオーバースケールで同年式のKATO製品の中でないと使いづらいという欠点がありました。
 それが数年前の改良でスケール通りの大きさになったのに伴い、徐々に増備も進んだという面もあります。
 現行のKATOのD51は走りといい細密度といいまさに間然するところがない位の出来でN蒸機の新たなスタンダードになっている感があります。
DSCN7443.jpg
 この他、D51としては変わり種に属する「スーパーなめくじ」もマイクロの中古が入りましたし。

 ただ、そうやって増えてもよく見ると殆ど1両1両が時に大胆に、時に微妙に形状や仕様を変えているので邪魔な感じがしないのもD51ならではです。
 KATOの前期モデルですらデフの形状や配線形式が違いますし、案外と見飽きません。
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 この他、16番はありませんが、天賞堂のZゲージのD51も在籍しています。

 この辺りのバリエーションの増え方も実車の数の多さを反映していますね。
 光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

Manic
2017年02月24日 06:53
 我が家ではKATO製旧D51が約20輌有りましてその殆どが二千円以下のジャンク品を整備した物。元々が盛岡や青森の大型機関区にたむろする東北形D51群を再現したいとの思いだったのでどうせ改造するからちゃんと動けば良いとコレクター向けの仕様違いは一切無視した修理していましたがまさかKATOから新型で東北形D51が出た時は喜んだ半面、旧D51どうしよう?とガッカリでした。
光山市交通局
2017年02月25日 23:49
>Manicさん

東北形D51のリリースは私も驚きました。この手の仕様違いはマイクロの独壇場と思っていましたから(笑)

 盛岡機関区は今思い出しても広かったですね(工場も含めてですが)規模では岡山に次ぐ日本第二の規模と昭和40年頃の地元紙に書かれていましたが、写真を見返すと見事な位D51の巣窟と化している様で(もちろん他の形式もあったのですが)