トレインフェスタ2017からその2・当クラブのモジュールのはなし

 グランシップトレインフェスタ2017から。
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 当クラブの運転も二日目に入り佳境です。
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 初日の段階では私がいなかったという事もあって持ちこんだ二つのモジュールの接合部は脱線、メンテナンス対策から開放状態になっていましたが、
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 本来はこんな風にカバーが掛かります。
 ですがこれをやってしまうと「モジュールふたつ分のスペースをとっているのに本線線路の露出が3割くらいしかない」というモジュールとしては本末転倒な状態になってしまう事になります。
 ベースの下を通過する車両を真横から眺めやすくする工夫が必要と痛感しました。
 これなどは頭では多少わかった気でいても本番にならないと実感できない所と思います。
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 既存モジュールの改装というある意味、泥縄的な造りの当モジュールでしたが本番での運用のはなしとか来館者の反応については次の機会に。


 さて、今回も他のメンバーの新作が複数投入されて昨年以上の華やかさとなりました。
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 ごく普通の風景をごく普通に表現した一見地味なモジュール。
 ですが近づいてみれば見るほどと繰り込みの細やかさに圧倒されてくる感じです。
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 激団サンポールさんや会津ヨシさんの刺激というか影響が感じられる作り込みです。
 特に線路と平行する道路の微妙な高低差や坂道の自然さは非常にリアルな構図を可能にしていますし、地面の表現などは従来のモジュールとは一線を画したレベルと思います。
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 ストラクチャーもペーパー製のスーパーやZゲージ用を転用した高圧鉄塔が用いられ、市販のストラクチャーも改造やウェザリングで質感を上げる工夫が凝らされているところもハイレベル志向を感じさせました。
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 一方、大技の代表が「シンゴジラのあのシーン」のモジュール化。
 一体どうやってこれだけの破片や残骸を集めてきたの!?と思わせるボリューム感。
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 流石にNゲージでは予算と出物の都合上「編成物の通勤車が揃えられなかった」と作者から聞いていましたし、実際、設営の時まではホームとゴジラだけで電車は先頭車のみだったのですが

 二日目の撤収直前時に再び見てみたら
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 Bトレインであのシーンが再現されていて二度びっくりしました。
 これです、これが見たかった!!


 今回の来館者の関心はほぼこの二つのモジュールに集約されていた感があります。前者は他のクラブの方やモデラー陣に、後者は一般客に。
 その意味でも非常にバランスの取れた展示だったような気がしました。

 実は今回はセッティングの都合上、出品できなかったモジュールまでありましたから来年への楽しみはまだ残っている事になります。
最後に

 当日の運転風景の動画をば。


光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

2017年05月28日 01:22
地面表現については自ブログでも書いてありますが、タミヤの情景テクスチャーペイントのダークアースにハイライトを強調するためドライブラシで軽くかけてあるだけです。
会津さんのサイトを見たら塗料自体は全く同じものを使用しているようです。

個人的にはミリタリーものなどのジオラマの表現には結構蓄積があるタミヤの製品ですので、色配合や混ぜ込んであるセラミック粒子の粒径などを決める際に織り込まれたそれらのノウハウが効いているのでは…と睨んでます。
光山市交通局
2017年05月29日 00:03
>inuさん

 コメントありがとうございます。

 私の場合、従来地面の表現にグレインペイントを使ってきたのですが、田宮の仕様の方が色調が自然なようですね。絵具屋とジオラマ屋の感性の違いの様な物が感じられますが私も次辺り田宮の物を使ってみたいですね。