うちのレイアウトの「救援プッシャー」のはなし

うちのメインレイアウトは線路配置こそ単純なエンドレス、しかも無勾配ですがベースが壁面に密着している関係で奥の方の線路に手が届きにくくなっています。
ですから手が届きにくい奥の方で列車が脱線したりえんこしたりするとおいそれと手が出せないのが悩みの種です。
レールのクリーニングならTOMIXのクリーニングカーの性能がなかなか良いので助かっていますがそれでも足りない時は50センチほどの長さの棒の先にクリーニングペーパーを装着したものでこすり落としています。
ですが、厄介なのが奥の方で列車が脱線したりえんこしたりする場合です。
こうなるとおいそれと手が出せないのが悩みの種です。
殊にうちの車両群の半数以上がジャンクからサルベージした様な奴ですから走行系や集電系がくたびれているモデルも多く、わずかなきっかけで走行中にえんこするケースがあります。
そういう場合はどうするか。
大概の場合は集電系の問題で動けなくなっている事が多い(つまりちょっと押してやると再び走り出す事が多い)ので「救援用の機関車」を出します。
こいつが後ろからちょっと押すと再び走り出す事が多いので使用頻度は高いです。
個人的にこいつらを「緊急プッシャー」と呼んでいますが、これに選ばれるモデルは旧モデルの電気機関車が多いです。
走りはがさつながらも踏破性が高く、車体が重いので多少の長編成の後押しにも耐えます(但し脱線のリスクも高いので慎重な扱いが必要ですが)
現在のプッシャーは一昨年に某時計屋さんで入手したTOMIXEF81の最初期モデル。
窓ガラスの代わりに「真っ黒いプラがはまった奴」と書くとどれくらい古いかわかる人も多いかと。
これが選ばれた理由は上述の条件を満たしている事のほかに、購入時から片側のカプラーが無かった事です。
カプラーが無いので後押しも楽です。
ただ、そのままでは単純に「追突している」事になりますから緩衝材を挟んでいます。

材料と言ってもマイクロの車両ケースに使われている梱包材をカットしたものですが、車両ケースとは逆にカプラー部分に逃げが打ってある形状なのでむしろ好都合でした。
これでも例えば前面に手摺が飛び出している車両(例えばDF50やED70など)では破損のリスクが伴うのですが運転主体の考えからするならある程度覚悟は必要かもしれません。

クリーニングカーと言い、このプッシャーと言いレイアウトのメンテナンスや救援用に独自の車輛が用意されるのはこれで案外面白い物ではあります。
光山鉄道管理局
HPです。本日「レイアウトの紹介」のモジュールの項一部追加しました。

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この記事へのコメント
手の届かないところでのエンコ。確かに困りものですね。
ちょいと後ろを押してあげるだけで、「再び走り出す」なんて事はよくあります(^^)
ウレタンを前面に装備した機関車を用意するというのは、良い方法ですね。まさに運転されている光山市交通局さんならではの発想だと思います。
肝は言われているように、ウレタンが相手に当たるであろう位置をどうするかと、牽引車の選定でしょうね。
私も機関車を選ぶとすれば、運転席シースルー化以前のウェイト一杯の機関車が適任だと思います。
ウレタンも硬すぎず、柔らかすぎずというところでしょうね。
私もレイアウト完成時には、装備させたいです(^^)
実はウレタン(あるいはスポンジ)の材質が一番考え込んだところです。柔らかすぎると押す力が吸収されそうなうえにスポンジ自体の変形で何が起こるか分からないですし、硬すぎるのは論外。
マイクロの奴は形状も去ることながらKATOやTOMIXに比べて硬さ加減が微妙な所を買っています(笑)
(ご丁寧に挿絵付きで「クソーッ!何でこんなところで止まるんだよー!」と手を伸ばし棒でレイアウトの奥にある列車をつつく描写付きw)
ちなみに他の人のも比べると解決策が。
・奥行きを小さく普通に手を届くようにする
・壁につけない(部屋の中央部に配置)
・レイアウトの一部が蓋になっていて持ち上がる
などと千差万別の用です。
>他の人のも比べると解決策が~
実はそちらが挙げたいくつかの策はそのまんま「うちのレイアウトの歴史」だったりします。
モジュール内のエンドレスは奥行きが小さいですし、当初はレイアウトを壁付していませんでした。というか「どの方向から見ても楽しめる」様に作ったのが裏目に出てしまい壁付してから後は「レイアウトを反対側から眺められない」のが常にストレスになっています(汗)
奥行きを確保しつつメンテナンス性を確保するには「部屋のまん中にレイアウトを置く」というのが一番理想(それ以外にもメリットが多数ありますが)ですがその究極の解決策が実行できるのは何時になるやら。