「ろーかる漫歩」に昭和50年当時を思い出す
久々の鉄道本から
とはいっても今回のを「鉄道本」と読んでいい物かどうか。
「ろーかる漫歩・各駅停車の旅」(盛岡鉄道管理局編 熊谷印刷刊)
煽りの部分に「オラが駅じまん…駅長130人の手記」とありますようにどちらかというと郷土書の色彩の強い一冊です。
当時の国鉄の盛岡鉄道管理局管内の駅長のいる駅の駅(というよりも周辺観光地)の紹介を纏めたものです。
盛鉄局管内という括りなので北は青森駅から青森の下北半島側全域も範囲に収まります。
これに加えて岩手県自体が四国一個分の広さを誇りますから南北300キロ東西100キロの広い範囲の駅が網羅されている訳です。
よく考えたらそれだけでも読みでがあるのは当然かと。
(余談ですが修学旅行で青森駅を通過した折、構内の事業車の「盛」表記に少し違和感を感じた事がありましたっけ)
が、今回再読して思うのは「あの頃は有人駅がこんなにあったのか(笑)」
おそらく今ではこの3分の1か5分の1以下に減っていると思います。いや、もっとかな。
本書が発行されたのは昭和51年、今から40年前です。
あの頃は田舎であっても駅という施設そのものが単なる人間の積み下ろし所とは違う、外部に対する玄関口、窓口として機能していて地域社会とのつながりももっと濃かったといえます。
そんな時代のよすがを偲ぶ意味もあって久しぶりに本書を読み込みました。
盛鉄局管内が無闇に範囲が広いので登場する駅の大半が個人的な馴染みの薄いものなのですが、お盆で帰省時に使ったりとかした駅、中には実習で二月くらいお世話になった八戸線の某駅の写真なんかもあったりとかして改めて懐かしいと思います。
岩手の田舎度を考えると恐らくですが本書の出版当時の駅舎がそのまま残っているケースもありそうですが反面、先般の津波で流された線区の駅などの寄稿には胸を締め付けられるものもありました。後述の駅見取り図などを観ている時などは特にそうです。
「ろーかる漫歩・各駅停車の旅」(盛岡鉄道管理局編 熊谷印刷刊154Pより引用)
ちょっとした収穫。
本書に登場する駅にはそれぞれ簡略ながら駅舎の見取り図が付いており、乗客視点でレイアウトの駅舎を作る時の参考にはなりそうです。
(そういえばレイアウトの駅で夜間入口、団体通路なんて発想はなかったな)
光山鉄道管理局
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「ろーかる漫歩・各駅停車の旅」(盛岡鉄道管理局編 熊谷印刷刊)
煽りの部分に「オラが駅じまん…駅長130人の手記」とありますようにどちらかというと郷土書の色彩の強い一冊です。
当時の国鉄の盛岡鉄道管理局管内の駅長のいる駅の駅(というよりも周辺観光地)の紹介を纏めたものです。
盛鉄局管内という括りなので北は青森駅から青森の下北半島側全域も範囲に収まります。
これに加えて岩手県自体が四国一個分の広さを誇りますから南北300キロ東西100キロの広い範囲の駅が網羅されている訳です。
よく考えたらそれだけでも読みでがあるのは当然かと。
(余談ですが修学旅行で青森駅を通過した折、構内の事業車の「盛」表記に少し違和感を感じた事がありましたっけ)
が、今回再読して思うのは「あの頃は有人駅がこんなにあったのか(笑)」
おそらく今ではこの3分の1か5分の1以下に減っていると思います。いや、もっとかな。
本書が発行されたのは昭和51年、今から40年前です。
あの頃は田舎であっても駅という施設そのものが単なる人間の積み下ろし所とは違う、外部に対する玄関口、窓口として機能していて地域社会とのつながりももっと濃かったといえます。
そんな時代のよすがを偲ぶ意味もあって久しぶりに本書を読み込みました。
盛鉄局管内が無闇に範囲が広いので登場する駅の大半が個人的な馴染みの薄いものなのですが、お盆で帰省時に使ったりとかした駅、中には実習で二月くらいお世話になった八戸線の某駅の写真なんかもあったりとかして改めて懐かしいと思います。
岩手の田舎度を考えると恐らくですが本書の出版当時の駅舎がそのまま残っているケースもありそうですが反面、先般の津波で流された線区の駅などの寄稿には胸を締め付けられるものもありました。後述の駅見取り図などを観ている時などは特にそうです。
「ろーかる漫歩・各駅停車の旅」(盛岡鉄道管理局編 熊谷印刷刊154Pより引用)
ちょっとした収穫。
本書に登場する駅にはそれぞれ簡略ながら駅舎の見取り図が付いており、乗客視点でレイアウトの駅舎を作る時の参考にはなりそうです。
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