帰省中にみたもの、ふれたもの

 今回の題材はやや鉄道模型から離れます。
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 先日の帰省の折には故郷の街並みを眺めて妙な懐かしさと、儚さを実感する事が多かったと思います。
 今回の帰省では故郷の町や村を行き来する事が割合に多かったのですが、そこで特に印象的だったのが子供の頃から慣れ親しんだ(といえば聞こえはいいが当時は空気同然に気にならなかった古い)建物が次々に取り壊されていた事でした。
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 昨年秋のバスセンターなどはその象徴だったのですが、あれなどは注目度が高かったから目立っていた訳で、今回消えた家や建物はそこまで有名では無いにしても私からすると「ああ、あの建物はまだ残っているか」と妙な安心感を与えている存在のものばかりでした。
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 そうした建物は大概十字路の角地にあったものが多く、それがなくなった事で交差点の印象自体が激変してしまったのに驚かされる事が多かったと思います。

 決して文化財的な価値はありませんし、築年数も中途半端(概ね40?60年位が多い)なのでレトロマニアの注目も低いものばかりですが、そこで子供時代を過ごしてきた者にとっては無意識のうちに血肉の一部になってきた様な存在のものばかりだったと思います。
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 記念物的性格のある建物は割合に残るものですがそうなったらそうなったで周囲の風景が一変してしまうことも多いものです。札幌の時計台などはその典型ですが、まさかそれに近い風景を自分の故郷で見ようとは。


 時代の流れという奴はそういうものかもしれませんが、やはり寂しいものはありますし、自分の歳を実感させられる一瞬でもあります。

 さて、辛気臭い話はそれくらいにして、実家近くで見つけたあるお店。
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一見してレトロ調の喫茶店かアンティークショップに見えますが、これは実はれっきとした鉄道グッズの専門店だったりします。
古民家というか、古商店の建物を改装したものらしいですが中々に居心地の良さそうな空間です。
(但し冷房がないので真夏に行くのが辛いのですが)
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こんな雰囲気の席でコーヒーでもすすりつつ鉄道本でも読む。なんてやってみたいですね。
光山鉄道管理局
 HPです。

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