エンドウの9600のはなし

先日行われた日本鉄道模型ショウのエンドウのブースでかつて同社が出していた9600の無動力モデルが販売されたと聞きました。
エンドウの9600と聞いて懐かしむ人はもう40代以上のおっさんばかりですか(笑)
当日が台風騒ぎで外出どころでなかったのと、そもそもお財布が許してくれなかったので会場に出かける事はできませんでしたができるなら実物を見てみたかった気もします。
無動力でも重連の補機専用と言う使い方も出来そうですし。

その9600ですが私の手元にも数年前に入線させたのが1両あるのですが購入時からヘッドライトが欠落(だから安かった?)していたのと走行時に時々引っ掛かりを生じる問題もあってしばらく筐底に眠っていたものです。この機会にリペアとパーツの取り付けもやってしまおうと引っ張り出しました。

パーツと言ってもナンバープレート位ですが。
このモデルはナンバーは1両分「49649」しかありません(重連の時はどうするんだろう?)
おまけにポリ袋にバラの状態で封入されていますからうっかりすると簡単に紛失しそうです(その代りランナー切り出しの様にプレートの隅が曲がったりするリスクもないのですが)
予備なんかあるわけありませんから慎重に貼り付けました。
欠落していたヘッドライトは手元のジャンクの旧国が装着していた挽物のヘッドライトを接着。
元々のステーが引っ掛かってやや上を向いてしまいましたが、ないよりはましなレベルです。
ナンバープレートが付いただけでもかなり生き生きとしてくるのはどの蒸機にも言える事ですがこの9600の場合、ブラス製で当時としては割合繊細なディテーリングな事もあってかなり印象が良くなりました。

久しぶりに走らせてみましたがロッドの引っ掛かりが時折みられるもののどうにか走ってくれるという感じです。何しろボイラ内に発煙装置を装着できるくらい内部がスカスカなせいかエンジン部が軽いこと!
中村製の蒸気が一体成型のホワイトメタルで無闇に重量感があるのとは対極です(笑)駆動系とモータを内蔵しているテンダーは無闇に重いですが。
集電をエンジンから行なっているのは中村と同じなのでボイラ内部にウェイトでも追加すれば、もう少し走り味も変わるのかもしれません。

今では9600自体KATOかマイクロの製品の方がはるかに走りがスムーズですし万一何かあっても補修や交換が容易でしょうから今更エンドウのモデルに拘る走行派もそうそういない気もしますが、ブラス特有の質感がまた捨てがたいのも確かです。
前述したように今回(少量ながらも)出た無動力の9600と併せて重連運転に使うのもすでに昔の96を持っている人ならば面白いのではないでしょうか。
いずれにせよこの機会にこれからも大事に使いたいという思いも新たにしました。
光山鉄道管理局
HPです。

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