「485系電気釜」と笹かまぼこの思い出

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 先日実家から笹かまぼこの詰め合わせが送られてきてここ2,3日食卓の付け合わせをにぎわせています。
 個人的には刺身よろしく軽くあぶった奴をわさび醤油にでも付けて食べるのが好みなのですがそんな食べ方をしていてふと思い出した事がありました。

 今から40年くらい前の事です。
 亡父と一緒に田舎から上京する用事があり、3泊位の日程で485系の「やまびこ」を使いました。
 往路は朝8時半頃に出て午後2時半くらいに上野着だったと記憶しています。子供の私にとってはこの6時間という時間がひたすらに退屈だった(何しろ朝飯時に出て昼食をとってもまだ着かないのですからw)

 それでも行きはまだよかったのです。
 用事を済ませての帰路も「やまびこ」で帰るつもりで上野駅のホームに立ったのですが折り返しで「やまびこ」になる筈の「つばさ」が奥羽本線内の豪雨だかで遅れに遅れ午後2時半発だったのが5時近くまでホームの上で待たされました。かなり待たされた挙句出発時刻が微妙だったせいもあって駅で夕食を摂る事もままなりませんでした。これが後々尾を引くことになります。
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 何しろ車内販売のワゴンが回れないほどの混雑レベルでいくら待っても駅弁売りが来ません。食堂車も早々と品切れになりました。
 しかもあの当時はどういうわけかホームの売店が閉まるのがやたらに早く、夜9時以降に停車する郡山以北では停車中にホームに降りても開いている店が無かったのです。
 やっと回ってきたワゴンも駅弁はとっくに売り切れ。食べられるものと言えばおつまみ用の笹かまぼこしかなかったという体たらく。

 昼食以来何も食べない状態でホームの上で2時間待ち、夕方5時過ぎに出発して夜の11時近くまですし詰めの車内に蟄居していた訳です。
 その間口にできたのが「おつまみの笹かま一個だけ」
 これはどうしたって忘れられない思い出になります(笑)

 そんな訳で電気釜フェイスの485系と笹かまぼこが私の中でとても強い結びつきで記憶されています。
 その485系のいわゆる「電気釜フェイス」ですがKATOの「はつかり」仕様をひと編成持っています。
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 実はこれが出た当時はまだ485系が現役だった頃なのですが「よく使う電車ほど買わない」という私のへそ曲がりな性癖がものを言ってしまったために実際の入線はこの趣味を再開して3年目くらいの2007年頃になりました。

 まだ室内灯を仕込んでいない(と言うかこれに対応した室内灯自体が売っていない)状態なのですがもし実現したら「レイアウトで電気釜を走らせながら笹かまぼこをかじっている」のはまず間違いのない所でしょう(爆笑)

 そういえば200系と言うと「ビュッフェのカレーライス」E257系と言うと「硬くてスプーンが立たなかった信玄アイス」最近では205系で「シウマイ弁当」といった具合に「車内で食べたものが車両自体の思い出と結びついている」事に気づきます。視覚・聴覚に加えて「味覚」の記憶が加わる分印象に残りやすいのかもしれません。

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

2017年11月08日 15:21
私の場合、0系新幹線は、折りたたみ式の紙コップで飲んだ冷水機の水ですね。
光山市交通局
2017年11月08日 21:28
>oomoriさん

 冷水器も昔はよく利用しましたね。0系新幹線は一度だけ乗った事がありますが中で飲み食いしなかったのが今でも後悔の種です(笑)