2017年を振り返る3 昔の本に触発される  

2017年を振り返るその3です。
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今年は不思議と鉄道模型の古本に当たる事が多かった気がします。
最近では専門誌のバックナンバーがあまり売れない事情がある様なのですが、特に雑誌類などではこれまで高すぎて手が出なかった様な物が私にも買えるようなレベルに落ち着いてくれたことが影響している気がします。
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又それとは別に以前から存在は知っていた物の店頭で出物を見なかった様な書籍類にもいくつか当たりました。

このブログで私が取り上げる様な本は大概昭和50年代以前の物ばかりです。
最近の専門誌や書籍の様に、専門性が高かったり凄腕モデラーの誌上展示などがいっぱい載っている訳ではないのですが、それでも古いTMSとか創刊直後のとれいん、やや新しめですがここ数年位のMR誌などを眺めていると不思議に元気な気分になります。
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あの頃の鉄道模型は0番に代わって16番が台頭、主流になるもその20年後くらいにはシェアの上でNゲージに抜かれるなど、モデルそのものも、それを取り巻く状況も実に変転が激しかったものです。
そして何より「鉄道模型」が趣味として一般レベルに認知されていなかった上に「鉄道模型の趣味とは何か?」すらきちんと確立されていなかった時期でもあります。

悪く言えば五里霧中、良く言えば「何でもありの成長期」だったとも言えます。
そのせいか、当時唯一の専門誌だったがゆえに必然的にオピニオンリーダー的な役割も担っていたTMSはもとより「模型と工作」「模型とラジオ」と言ったビギナー向け総合誌ですら「あの頃の勢いのような物」を何らかの形で反映している事が感じられます。
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製作記事も、読者の投書欄も、編集者のコラムも、モデラーのエッセイ風文章に至るまで読んでいて楽しかった。
それだけでなく「自分も何か作ってやろうかな」という気分の背中を押してくれる様な感覚すら感じたのです。

事によると今年レイアウトにしろ車両にしろ工作で手を動かすことの多かった理由のひとつがこうした「あの頃の専門誌」を数多く目にしてきたからかもしれないと思えます。
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もちろん今出ている専門誌が詰まらないという訳でもありませんが、ビギナーの背中を押すような企画・記事が少なくなっている事は感じます。
(むしろこの点では定期的に発行物を出しているような大手メーカーの方が真剣な印象すらあります)

来年もやっぱり古本漁りみたいな事はやらかしていると思いますが、どんな本に当たりますやら
光山鉄道管理局
 HPです。昨日「ふと思うこと」一部追加しました


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