「模型鉄道へご招待」

 今日紹介するのは昨年暮れにエバーグリーンで見つけた(というか付いてきた)アイテムから
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ここではTMSやとれいんのバックナンバーが豊富ですが本業が古本屋ではないせいかどれも捨て値で売られていることが多いです。
 それもあって個人的に創刊から数年間の「とれいん」は帰りの電車で読むのに好適なので毎回1、2冊は買っています。

 今回もそうやって1978年頃の2、3冊を入手したのですが良く考えたら今回の往復は車なので途中で読むというわけにはいかなかったのですが(汗)

 という訳で帰宅後、寝床の中で読んだのですが、その中の一冊の間に挟まっていた何かのパンフレットがポロリと落ちました。
 何の気なしに開いてみたのですが

「模型鉄道へご招待」
 昭和41年に日本橋の白木屋で開催された「世界で初めて模型鉄道大運転会」という触れ込みのイベントのものでした。

 これは面白そうと思い読み進めて行ったのですが、読むほどに当時の熱気を感じさせる内容に圧倒されました。
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 たった16ページのモノクロ小冊子なのですが、一般向けの鉄道模型の分類解説に始まって江戸時代に始まる鉄道模型の歴史が俯瞰され、後半は当時あった日本の主要な鉄道模型のクラブ、同好会の紹介が並んでいます。
 リストにはJAMやグランシップなどで今も参戦している老舗クラブのNMRCやむらさき会はじめ、ミトイ会、広島鉄道模型同好会などのこれまで名前しか知らなかったようなクラブが並びます。
 当時はまだNゲージが登場したばかりでまだ「9ミリゲージ」と呼ばれていた頃ですが、万世橋時代の交通博物館内に早くも「9㎜ゲージ同好会」が登場していた事が記載されているのが珍しかったです。

 確か当時のTMSが、Nゲージのレイアウトを試作して交通博物館に展示した事があった筈ですが、時期的にも接近しているのでその関連かもしれません。
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 そして巻末には日本鉄道模型協会の加盟企業のリストがありますがその半数以上が今では消えたり聞かなくなったメーカーだった事に歴史を感じさせます。
(リストにある12社中で今でも残っているのはカツミ、天賞堂、カワイ、篠原位でしょうか)

 ところでこのイベントを後援し、冊子の監修もしているらしい「あまちゅあこおなあ」という団体ですが今はどうなっているのかと思ってネットで検索して見たのですが「昔のカツミのカタログのコラムのタイトル」しかヒットしませんでした。やはり謎です。

 まあ、最初に読んで「えっ?『みにちゅあーと』がこんな昔からあったの!?」と誤読した私も大概ですが(大汗)

 巻末の広告がまたこれが懐かしい!
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 「模型と工作」も「模型とラジオ」も見なくなって久しいですね。そういえばTMSの広告が無かったのが少し意外でした。

光山鉄道管理局
 HPです。


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