とあるホテルを製作する・その1

今年の初めに表明した目標のひとつだったモジュール改修(というか風景の追加)
当初はグランシップに間に合えば良いかなんて呑気に構えていたのですが、3月下旬の運転会に間に合わせなければならない事情が生じたため急遽着工を早めるという仕儀になりました(汗)

前にも書いた通り「実在の建造物をモチーフにする」というのがテーマのひとつだったのですが実はこれには事情があります。そのいきさつについてはいずれ書く機会もあると思うので今回は伏せますが、題材は某所に実在するホテルのビルです。
これをモジュールの一部に活用して運転会に出して見てはどうかと思いついた訳です。
早速そのホテルにロケハンに出かけ写真を数十枚撮ってきたのですが、改めて確認してみると実在の建造物をそのままモデル化するのは意外と大変な事になりそうという事を実感します。
この建物はホテルとしてはそれほど大きなものではないのですが、それでも馬鹿正直に縮小すると建物だけで40センチ四方のスペースは確実にとりますし、駐車場や植栽スペースまで入れるとモジュールボード1枚くらいではとても収まりません。
やはり何処かをカットアウトする必要はどうしても生じてしまいます。

もう一つ、実在の建造物を縮小した場合に引っかかるのは裏口とか細かな設備など本来人に見せたくない部分までモデル化しなければならなくなる点です。建築士の作る完成予想のプレゼンテーションモデルと違い、 すでに出来上がっている建物のモデル化だとこの点も引っかかる気がします。手間の問題もあるのですがそうした部分はできる限り省略したほうがいい感じもします。

でもってロケハンだけではどうにも不安だったので、行きつけのショップのレンタルレイアウトに出向き、そこにあるホテル系の建物(もちろん大半がフルスクラッチです)もチェックしました。
今回のブログの写真はそれらのお手本モデルのものです。

これらの点を勘案して先日の平日休は写真片手に建物の図面作りでつぶしました、
建物の長さや奥行きを詰め、それでいて建物のフォルムは再現したいというのが目標です。

実は今回のモデルを引き受けた動機の一つは以前も触れた「鉄道模型用品のビルのフォルムの単調さへの不満」というのもあります。ロケハンで感じたことの一つに「このビルはフォルムで見せる性質の建物だ」でした。最初は単純な箱型の建物を想像していたのですが、周囲を回ってみるとホテル特有の間取りに基づくフォルムに個性が感じられたのです。
それを感じた時に「これは面白そうだ」と思いました。
とにかく、その印象と意欲が保たれているうちになんとか形を作りたいと思っています。
3月下旬の運転会では会場がそのホテルの近くなのでなんとか間に合わせたいものです。
光山鉄道管理局
HPです。

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