ナインスケールのK・S・KタイプCタンク おかわり

 今回も時計屋さんのエバーグリーンでの掘り出し物から。
 以前紹介した「マイクロエースのミニ機関車群」と一緒に購入したものです。
DSCN9800.jpg
 物は「トミーナインスケールのKSKタイプCタンク」
 実はこのロコは私の手持ちではなんと4両目になります。まさかこんなに集まるとは思っていませんでした。
 同型モデルは万代系の中古ショップでも最近は1万円弱。中野の某中古モデル屋さんでは1万5千円くらいの値が付いています。それが今回のエバグリでは千六百円。
 とはいうものの私が過去に入線させていたCタンクはいずれも五百円前後で買ったものばかりなのですが。
DSCN9799.jpg
 値段の要素も大きいのですが、昔のNゲージ蒸気機関車モデルを象徴するかの様な朴訥さが持ち味のモデルで私は結構好きだったりします。

 走行性はあまり良い方ではありませんが、全く走らないという訳でもありません。
 帰宅後車輪のクリーニングとギアのグリスアップをやっても所々で引っかかる走りで、しかも車輪とレールの間から割合盛大に火花を出します。こういう時はROCOの塗布がそれなりに効果を上げるのでやってみた所、どうにか当鉄道の水準内の走りに持っていけた感じです。
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 それにしてもこのCタンク、朴訥なスタイル故なのか何両増えても、同じ機関車が並んでいても憎めないところがあります。
 どれもが中古やジャンクゆえか1両1両の外見上のコンディションが違う所も関係しているかもしれません。

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

秋津のOB
2022年09月08日 09:41
たびたび失礼します。

ようやくコレを仕入れてみました。中古店では15,000円程度ゆえネトオク参入したら6,000円以上も珍しくなく。しばし待ちどうにか6,000円以下で落とせたものです。
煙突・掴み棒・前灯破損ですが動くとのこと。

昨夜やってみると車輪が黒染め状態ゆえピカール磨きを実施。分解してしまったゆえの組み付けに非常に難航し、組み上がっても転がり悪過ぎたり動輪の向きを間違えるなど……2時間余り食いました。まあ転がりがまだマシになるまでで。

モーター丸洗いしたら長々とブラシ摩耗粉が出続けてます。幸い試走線では一発で起動できたのでホッとしました。試走線を随分と往復させて眺めてました。しかしながらたまに引っかかるのかモーターが反応しないのか、突かないとダメな時も。

かなりピーキー調整をせねばならぬようです。
光山市交通局
2022年09月09日 21:31
>秋津のOBさん

 わたしがCタンクを購入した時期は中古モデルの相場がほぼ底値に近かった事(と地方の中古ショップがネットオークションやちゅおうのショップの相場を把握していない時期だった事も)だったので安価で入手できたのは幸いでした。

 40年以上前の旧モデルであることに加えて、特にこのモデルは動力系の信頼性が低かった様なので「走りが引っかかって当たり前」みたいなところがありますね。
 特に困りものなのは「小型機なのに小径のカーブに弱いところ」

 140Rのミニカーブではよほど勢いを付けないとエンドレスを完走する事も難しいモデルなのですが、245R以上の標準カーブでは意外なほどスムーズに走るのですから参ります(汗)

 このCタンクは河合商会で再発売との噂もあった様ですが、実際には新規に動力を起こした2120として製品化されているのは御存じと思います。
 ただ、この2120も今のモデルの走りの水準で言ったらあまり感心するものでもないのですが。


秋津のOB
2022年12月19日 11:53
続報です。とりあえずジャンクセットやら、車体無事なれど下回りに問題ありなど混ぜ六千円程度で落とせるものを5両集め、外観が原型を保った3両を再起できてます。重連組む当方分の2両、探していた某氏へ1両提供しました。経年や構造を考えると連続長時間走行(五分程度以内)や、長過ぎる編成は禁止としノス鉄客車なら3両・二軸貨車は5両に自制してます。

過日のコメで書いたように下回りを分解整備したら、組み上げに酷く手間を要したので今後は極力分解しないようにしていきます。快調に走らすにはピーキー調整かつ微妙な加減が必須のように思います。内部ギヤの噛み合わせと通電板の接触具合、表のロッド位相合わせを全て成立させねばならないワケですから。

されどもこれができれば最古なら46年物かもしれぬ、当時は最安値だった小型蒸機を令和の今でも愉しめるわけです。ちょこまかロッドを振り振りして走る姿は良いものです。自前のスマホだかタブレットで撮り、繰り返して再生を見たくなります。アーノルドだと大き過ぎるので、車間短縮ナックルにすると結構良くなります。

現代の設計の小型蒸機に比べたら、デカいわ腰が高いわスケール準拠とは言えませんが、さすがに46年前の設計にそれを求めるのは因縁でしょう。骨董品がちゃんと走るだけで充分快い眺めなのです…そう信じます。