韮崎でEF15の貨物列車に出会う(笑)

 先日の韮崎行きでC12に出会った時のことです。

 前にも書いた様に私のお目当てはC12だったので他のものにはわき目もふらなかったのですが駐車場にわがS660を押し込みふと周りを見回すと視界の端に機関車らしきものが見えます。
 それもデッキ付きの旧型機
DSCN9941.jpg
 近づいてみるとEF15の保存機が展示されていました。
 それも貨車を4両も牽いています。
DSCN9942.jpgDSCN9981.jpg
 掲示板によると本機は昭和61年に廃車されたEF15最後の生き残りらしいです。経歴も稲沢第二を振り出しに米原、岡山、宇都宮、八王子、甲府と随分と渡り歩いています。
DSCN9943.jpg
 こちらの15はC12に比べてみた目のくたびれ具合が進んでいる感じです。元々の色がそうなのか、わざとこういう色にしているのか、やや色あせた感じでどこかの私鉄電機みたいにも見えます。
 が、よく見ると「パンタグラフまでもがボディと同色」なのには驚きました。
 という事は確信犯でこういう色にしてしまったという事でしょうか。随分思い切っています(笑)

 抵抗器の部分は窓が黒い板で塞がれていて中が覗けませんでした。聞く所では以前にガラスが割られた為との由。運転席周りはそこそこ覗けますが中の荒廃ぶりが残念です。
DSCN9979.jpgDSCN9978.jpg
 EF15に牽引されているのはトラ70000が3両にヨ5000が繫がった、まるでNゲージのファーストセットにでもありそうな短編成。
DSCN9946.jpgDSCN9948.jpg
 実は反対側はホームの高さにデッキが組まれていて、トラについてはアオリ戸が外されているのでそのまま「貨車に乗り放題」「真横からヨ5000車内を覗き放題」という嬉しいおまけがついています。無蓋車の中で青天井を楽しむというのはこういう山岳地帯の展示車としてはなかなか気持ちが宜しいものです。
DSCN9947.jpg
 ただ、そのデッキ側の車体が「さび放題」だったのは表から見た時のピカピカ感からするとやや幻滅です。
 まあ、何もしないで放っとけばこうなるという事でしょうか。
DSCN9953.jpg
 なんだか「1分の1の模型のショールーム」を見ているかのような面白い展示でした。
 今回は平日休に来たのですが日曜祝日なんかは家族連れなんかでもっと盛っているのでしょうか。

 最初はC12だけをお目当てに来たのですが、意外な余禄(メインかも)も多い探訪ができました。やっぱりここにはまた来ようと思います。
 できればライブの9600が走っている時に。

にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ SF映画へ
にほんブログ村

にほんブログ村 コレクションブログ ミニカーへ
にほんブログ村

この記事へのコメント

2018年03月21日 23:21
 確かに、編成で展示保存されているのは珍しいですね。
 車掌車を含む貨車4両とは、鉄道模型の入門セットを彷彿とさせる雰囲気です。

 私が住む福岡にも「9600形」と「ナハネフ22形」が2両編成で保存されている公園がありますが、「EF15形」+貨車という自然な組み合わせと違うので、何の脈絡もない2両には「?」となってしまいます(笑)。
雪篠電車
2018年03月22日 20:21
一様な退色のしかたからみてもしかしたら最初はピンクだったのではと妄想しておりますw
個人的にはピンクの機関車ってかわいいと思いますがそれでもやはりパンタは塗らないでほしかったですね(汗)
貨車の上で宴会ができたら楽しそうです。貸切りにできればの話ですが…。
光山市交通局
2018年03月22日 21:17
>雪篠電車さん

 貨車の上での宴会、実は私も同じ事を考えた口です(笑)何しろ現地はアルプスの眺望を間近で眺められるロケーションの良さと高原ゆえの空気の良さも印象的でしたから「ここで飲む一杯は実に美味かろう」と思ったくらいです。

 ただ惜しい事に列車の目の前が「遊具が一杯の児童公園」なので実行には移せそうにないのが(涙)
光山市交通局
2018年03月22日 21:27
>KOUさん

 余談ですが今釜石線でSL銀河をやっているC58ですが、運動公園での静態展示時代はオハ35とワム80000の組み合わせで一応混合列車をしていました。

 C58は運び出されてレストアされましたがオハとワムは何故か現在行方不明だそうで(涙)

 ですが当時の編成を髣髴とさせる様な展示形態は期待したいですね。

 今回のネタはあと一回書く予定でいますのでその折はご笑覧下さい。