KATOの「ボディカバーの付いたジドウシャ」のはなし

先日のED71と一緒に購入したアイテムから
同時発売のク5000用の「カバーを掛けた自動車」
8台1セットで800円というのはカーコレ辺りと比べても相当に安い(笑)ですし、使いようによっては応用範囲が広いアイテムと思います。
ク5000の写真なんかでイメージされる「積み荷の車」というとこういう感じの「フェンダーミラー仕様のセダン」ですがカバーなしの車ではなかなかフェンダーミラーまで付いたモデルがない事を思うとなかなか頑張っています。
(まあ、見た目がカバーだけなのでフェンダーミラーの突起が無いとリアリティに欠けると感じる向きも多そうですが)

今回私は新造形のク5000は見送ったのですが、その理由がKATOの旧製品とナインスケールの仕様のク5000を複数持っていたからでした。
もちろんこれらの旧製品での使用も考えていましたから、これがきちんと載るかが重要になります。
(これを実行するとKATOのクに積んであったクラウンがレイアウトに使えるという目論見もあったりしますw)
という訳で帰宅後さっそく積んでみました。

結論から言うとどちらにも積めます。
但し、KATOの旧製品の場合今回の車のトレッド(車輪の左右間隔)が積載レールの寸法ぎりぎりな様で上段はともかく下段でははめるのが意外に難しい上に、うまくいかないとクルマがどちらかに傾いてしまうためきちんと収めるのが意外と大変でした。

一方のナインスケール版は昭和51年頃にリリースされたク5000の最も古い製品でした。造形は思い切りラフなのですがオレンジのカラーリングのインパクトが強いためかKATOとつないでも意外と違和感がありません。
こちらの方は元々ナインスケールの自動車セット(キャディラックやコルベット風のアメ車臭いラインナップでしたが)をそのまま載せる事を前提にした製品と思われるのでKATO以上に載せづらいのではと思ったのですが実際やってみたら杞憂でした。
むしろKATOより載せやすいくらいです。

モデルがクラウンより幾分背が高いのでどちらのケースも下段に車を入れる時は横から詰め込んだ方がうまくいくようです。特にナインスケールのは車端部のステップが意外と肉厚なのでひっかけそうです。
これで短編成ながらうちのレイアウトでもク5000の自動車専用列車はどうにかできました。
言い忘れましたがナインスケール版はKATO版よりかなり腰高ですが、台車下のウェイトを取り去り、高めのボルスタをカットしてやることで足回りは落ち着きます。
クの積み荷としてのこの車の使い勝手は以上の通りです。
話を元に戻すと
この種の「カバーの付いたクルマ」
昭和40年代位まではマイカーのうちの何割かがこれを被せていました。車がぜいたく品と言うかステイタスだった時代の風俗の様なものです。
昭和43年に起きた3億円強奪事件の犯人は逃走に使ったクルマを乗り捨てる際に車のこのカバーを掛けていたため発見が遅れたというエピソードがあったくらいです。
(今だったら「ボディカバーをしている方がはるかに目立つ」でしょうからこんな風にはならない気がします)
製品のカバーはえんじ色ですが濃緑色か銀色、灰色なんかで変化を付ければ「昭和40年代の住宅地」の雰囲気は出せるでしょう。
その他10台くらい纏めて線路際の空き地に並べる事で「新車ディーラーの保管スペース」に使うという手もあります。
光山鉄道管理局
HPです。

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