UDXで田舎者が秋葉原の熱気に当てられてくる(笑)はなし

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 今回の連休は原則祝日出勤の筈でしたが、先日急遽1日だけ休日が入る事になりました。

 決定が直前だったのでどうしようかと思いましたが天候もよし、私の勤務の関係上、他の休日は子供が一日留守番同然の状態でしたのでこれまた急遽秋葉原行きを敢行しようという事で勇躍繰り出した次第です(笑)
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 さて、到着した秋葉原ではUDXで鉄道模型フェスティバルが開催中でした。
 これまで一二度覗いた事はありますが、開店前のタイミングで出かけた事が無かったので子供には別行動をとってもらい、出かけてみる事にしました。

 開店30分前だというのに行列の異様な長さ!
 連休の秋葉原に行列はつきものですが「鉄道模型、それも中古モデルを買うのにこれだけの行列の中ひたすら待つ」なんてのは私にとっては初めての経験です。会場の隣では「と●のあな」のイベントの行列もあったのですが、それをも凌ぐ長さ!
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 整理券をもらい並んだのですが、開場後も時間を置いて10人づつ入場させるのでなかなか時間がかかります。
 隣の会場では「島●楽器」がバイオリンの販売会をやっていてセレブ風のお客が品定めしつつ、試奏するバイオリンの生音を聴きながら、こちらは修行僧さながらにひたすら並んでいるという忙しないんだか優雅なんだかわからない不思議な気分。

 さて会場に入っては見たのですが、鉄道模型のイベントとは思えないほどの人出と熱気!
 並んでいる皆さんもそうなのでしょうが、この手のイベントでは「何か掘り出し物を見つけよう」としてきているのでしょうから、鵜の目鷹の目の集団がどこの棚にもとりついて離れない勢いです。

 こんな光景を見ていてふと寺田虎彦の随筆のある一節が思い出されます(笑)

 ~英米の新刊書を並べた露店式の台が二つ並んでいる。ここをのぞいて見ると政治、経済、社会その他あらゆる方面にわたって重大な問題を取り扱ったらしい書物が並んでいる。ロイドジョージとかウィルソンとかいう名前が目につく。そうかと思うと飛行機の通俗講義があったり探偵小説があったり、ヘッケルの「宇宙のなぞ」の英訳の安値版がころがっていたりする。この露店の所へ来ると自分の頭が急に混雑してあまり愉快でない一種の圧迫を感じる。そして自分の日曜日の世界とはあまりにかけ離れた争闘の世界をのぞいて見るような気がして、つい落ち着いて見る気になれない。また実際ここはいつでも人が込み合っていてゆるゆる見ていられないのである~(「丸善と三越」より引用)

 
 この随筆の風景と今回のイベントなんとなく重なるところも感じます。

 まあ、私もその鵜の目鷹の目の一人なのですが。

 殺気立ったとまでは行かないまでも鉄道模型の中古モデルを買いに行ってこれほどの熱気に当てられるなんてのは田舎ではまず見る事の出来ない光景と思います。やはり都会は凄いと感嘆せざるを得ません。

 今回は何かお目当てがあるというよりはこの手のイベントの雰囲気がどんなものか覗いてみるという野次馬根性みたいなノリでしたから軍資金も殆ど持たなかったのですが、開場にいるお客の何割かはここだけで軽く5万や10万円は使っていそうです。

 今回の会場はNと16番/HOで会場が分かれていたのですが、16番の方はNに比べると客の数も少なく、割合のんびりできました。
 同じHOでも銀座のエバーグリーンと違ってどの客も無口で黙々と品定めしているのが印象的でした。

 とはいえ、折角これだけ並んだのだから何か買わないと損した様な気分になるのも確かです。ですから今回は自分の目で見てこれならというレベルの買い物はしてきました。
 で、入場であれだけ並ばされたのですから当然予想すべきだったのですが、ジャンク棚に取りつくまでに待たされ、試運転で並ばされ、会計でこれまた並ばされるという行列の三重苦四重苦がまた繰り返される事になります。
 まあ、これはこれで結構新鮮ではありましたが。
 それにしても東京の鉄道模型ファンはずいぶんと熱心なものです。田舎ではここまで熱気に満ちた買い方はなかなかできるものではありませんね(驚)

 ここでの戦利品(笑)については次の機会にでも。

光山鉄道管理局
 HPです。


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