UDXの戦利品から「マイクロのEF65 501」
先日のUDXの戦利品・・・と言うほどの物でもないのですが。
今回の会場では人気モデルとかレアものとかは早い段階で誰かしらがまとめて押さえていると踏んで、あまり人が寄り付かない(それでも客の密度は普段の中古ショップの2倍から5倍くらいはありそうでしたが)棚を覗きました。
(実際、ジャンク棚なんかは人が多すぎて近寄るのも困難な位でしたし)
そんな訳で今回はひたすら比較的客のいない場所ばかりをすり抜けつつ見て回った訳です。
こういう時へそ曲がりが身を助けます(笑)
そこで見かけたマイクロのブース。
ここではC11、DD13、DD16など最近競合メーカーがリニューアル品を出したモデルが割合目立ちました。
(そういえば先日KATOから出たED71 2次型もありましたが)
それでも珍しいモデルはそこそこの値段で今の私のお財布が承知しない物ばかりなのですが。
最初は冷やかし半分で覗いていてふと見つけたのがEF65の500番台。
皆様もご存じの様にEF65といえばついこの間までKATOの独壇場。最近はTOMIXもかなりのレベルのモデルを出しており2大メーカーの激戦区みたいになっている機種です。
1000番台ですとブルトレブームの折にエーダイなどが出しているケースもありましたが500番台となるとKATOかTOMIXしか思い浮かびません。
ですがかつての怒涛のリリースのペースを誇ったマイクロエースならEF65を出していても全く不思議ではなかった訳です。
ですが当鉄道では2大メーカーの65が結構な数入線しているだけに、これまでマイクロのEF65に注目した事は殆どありませんでした。
上述の事情もあるのでしょう、他のモデルに比べるとかなり格安でしたし折角のイベントで買うならこういうのこそふさわしい気が(どんな気だw)してつい購入してしまいました。
ですがこれを買った時は先日のブログに書いた様に「試運転で並び、会計で並び」の行列のはしご状態。
なるほど、これだけ並ばされるならそれなりの数を買わないと損な気分にもなろうというものです。
事実、あの時私のほかに「買ったのが機関車1両だけ」なんて客は殆どいませんでしたし(汗)
まあ、そんな前振り(ずいぶん長い前振りでしたが)は置いておいて、
帰宅後あらためて走らせてみたのですがまず驚かされたのはそのディテーリング。
調べてみたらこのモデルがリリースされたのは2007年。
昨年の帰省で入線したTOMIXの30周年記念モデルのEF65が出た翌年のモデルです。
そのせいでしょうか車体周りのディテーリングは軽くTOMIXのそれを凌ぐレベルです。
TOMIXですらモールドで済ませている前面や側面の手摺の殆どが別パーツ化されている上に屋根上配線や手すりの別パーツ化率も非常に高いのです。
それもあってかパッケージには「繊細な前面を保護するためのブリスターパーツが付いていた」と言うほどの気の使いよう。
これもマイクロのモデルとしては結構珍しい事と思います。
この65をアップの写真で見たらふた昔前のブラス16番モデル並みと言えそうな細密度を誇ります。
特に屋根上のてすりまで一々別パーツ化して植え込んでいるのですから何か執念の様なものすら感じます。
そのせいもあるのでしょう、KATOともTOMIXとも異なる独特の表情と雰囲気が感じられ(優れているとか劣るとかいう話ではありません)購入を後悔させないレベルには仕上がっています。
ただ一方でKATOやTOMIXだったら絶対別パーツ化しそうな解放てこやエアホースがなぜかモールドや色刺しで済まされている所にややちぐはぐさは感じますが。
それと今気づいたのですが、このEF65「標準状態ではカプラーがダミーになっている」のにも驚きました。アーノルドも付いていますが「重連用」だそうで、かなりディスプレイユースに振ったNゲージモデルのようです。
走行性は流石にTOMIXや同時期のKATOには一歩譲ります(特に低速走行性)が、これとてマイクロしか知らない人なら全く不満は感じないレベルと思います。
これは想像ですが、KATO・TOMIXを向こうに回してサードパーティのマイクロが敢えてEF65で勝負に出ようとした、その気合いがストレートに製品に反映したのではないかと思います。
ただ、これも恐らくですがあの時期のマイクロは一時に大量のニューモデルをリリースしていただけに「他のマイクロしか出していないモデルの方がユーザーの印象に残りやすく」相対的にEF65が地味になってしまった面もあったのではないかと思います。
実を言うとあまり期待しないで購入したモデルだったのですが、結果は結構な拾いモノでした。
光山鉄道管理局
HPです。
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