GMの京王5000系「京王ライナー」

わたし的には今年一番の散財となった大物です。
GMの京王5000系。もちろん新しい「有料指定特急」の方です。
実車の方はロングシート仕様の高尾山口発の奴に乗った事がありますが、いろんな意味で私のイメージする「京王帝都のデンシャ」を飛び越えた様な印象で違和感も感じる一方、京王らしからぬ垢抜け感のある前面がなかなか魅力的です。
実を言いますと「GMの完成品のデンシャを予約して購入する」なんて経験は今回が初めてです。
私のイメージするGMのモデルというと大概がキットの印象ばかり。動力なんかはどうかすると「エンドウが製造したノイズ対策の抵抗が入った奴」のイメージがいまだに付いて回ったりします。
ですからこのモデルは京王のみならず私にとっては「今どきのグリーンマックスの完成品車両のベンチマーク」としての意味合いもあります。
(それにしても完成品とはいえ、高価なのもGMらしくない気がしましたが汗)
今回のはお財布の都合と自分のレイアウトではフル編成のメリットをあまり感じないので基本セットのみ。それでも新しい5000系の雰囲気を楽しむには十分です。とはいえ5000系の特徴である「ピンクの床下機器」を装備しているのは増結セットの方なのでこれが欲しかったらフル編成を揃えなければならないのが痛い(何しろこのふたつを揃えると室内灯標準装備を予定しているTOMIXの四季島フル編成の予価より高くなるのですよこれが汗)

前面周りの造形はキットのGMの印象を完全に覆す繊細さ。ヘッドライトなどはNスケールではやたらに細かく感じるLEDの組み合わせまできっちり再現しているのが凄い。行先幕は京王八王子行きが標準で付属のステッカーもそれに対応しています。
(実車もいつかは「高尾山口行きの指定仕様」なんてのも実現しますかね?)

これまた私には初体験の「コアレスモーター仕様の動力」裏返してみるとこれまたKATOやTOMIXとは異なるノリの「極細シャフトが丸出し、集電板やギアの露出度も過激w」なある意味GMっぽさを感じさせるものです。
ですが走行性は従来のGMとは一味違う!店頭で試走させた時私ばかりかショップのご店主も驚いたスムーズな惰行停止はこれまた今どきのGMを実感させるものでした。
全体的にモデルとしての完成度はKATOやTOMIXにかなり肉薄していると感じました。マイクロと比べるとやや繊細さを感じさせる造形ですがこれはまた今どきのGMの作風なのでしょう。ただ一方で昔のGMの持つ「一種泥臭いけれど親しみもそれなりに感じる」ノリも希薄になりました。

ついこないだまで京王6000とかスユ42とかの「あの頃のGMキット」ばかりやっていた身としては嬉しいやら寂しいやら(笑)
光山鉄道管理局
HPです。

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この記事へのコメント
ググってみたところ先頭車の蓄電池がピンクのようですが…。
蓄電池箱はかなり大きいので実車でも目立ちますね。調べた限りでは車上蓄電池は中間の5号車に装備されているようです。