昔の私鉄豪華車両のはなし

先日紹介したTMS20号から
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今回のTMSで触発された特集の一つが「私鉄豪華車両」の特集でした。
「豪華車両」と言っても列車ではなく「車両」である事がポイント。

アメリカ流で言う「ビジネスカー」あるいは「貴賓車」と言う方がしっくり来ます。
戦前の私鉄は各社とも編成中、または単行でこの種の豪華車両が運用されていたようでこれが自慢の種になっていました。
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本誌で紹介されたのは新京阪500、阪急1500、東武フキ1、南海クハ1900、このうちクハ1900は巻頭に折り込み図面までつけていると言う気合の入れようです。

車両工作派にとっても(この当時はまだレイアウトは普及していませんが)レイアウト派にとっても「自分の鉄道に自分だけの豪華車両がある」と言うのは結構なステイタス(笑)でした。
そういえば創刊間もない頃の「とれいん」でもフリー形式ながら「私の社長専用車」の特集を組んだことがあります。
お召運転専用の路面電車とか、車内に展望風呂を内蔵させた単行車両とか、自由形らしいアイデアの詰まった車両たちがけいさいされていましたっけ。
これも当時どれだけ触発された事か。

編成の1両に組み込むのもよし、特別編成を組ませて「自分だけの夢空間」を作ったり、あるいは年越し運転や運転会の始発列車に使うのも面白い。
使い方でこれだけ夢を感じさせてくれるのも豪華車両の御利益でしょう。

TMSのはとれいんとは異なりすべて実車が存在しますから純粋主義者にも抵抗が少ないのではないでしょうか。
自分用にこういう車両を1両作ってみても面白い気がしますね。

光山鉄道管理局
 HPです。


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