しなのマイクロの営団6000系と不動トラブルのはなし
入線の中古モデルとそれにまつわるひと騒動から。

先日しなのマイクロの営団地下鉄6000系4連を見つけて入手しました。
このモデルについては古くはGMのキット、以後もマイクロエースの完成品を経て先日大御所のKATOからも決定版と言えるモデルがリリースされている物です。

6000系自体は好きですが、だからと言ってフル編成を揃えるほどの思い入れもなかった事もあって「適当に安い中古でもあれば」と言った程度のノリで中古屋を覗いていて見つけたものです。
造形は今の目で見るとディテールなどないも同然。
金属モデルの質感と肉薄の窓周りにアドバンテージはあるものの、エンドウに比べるとラフさが目立ってしまいコレクターユースでもないとなかなか手を出されないモデルとも言えます。

とはいえお値段は手ごろですし、うちのレイアウトで103系1000番台とでも組み合わせれば様にはなると思い決断した次第。
動力も試走した範囲ではノイズが物凄い物のどうにか走りますし、フライホイールもそこそこ効果を上げているようでした。
そして帰宅後、早速4連を組んでパワーパックをひねると。
「全く走りません」
店頭では走ったはずなのに何事かと思い動力車単体で走らせるとやはり走ります。
これはトレーラーの台車の転がりの問題かと思い改めてよく見ると「パワーパックの警告ランプが赤」
つまり動力車ではなくトレーラーのどこかでショートしている事になります。
物が金属ボディなだけにどこかで絶縁が切れていると思いチェックしたのですがそれらしい形跡なし。
ですが1両ずつチェックしたところ、片方の先頭車の台車から火花が出ているのが確認できました。
このモデル、室内灯どころかヘッドライトすらついていないので普通なら火花など出るはずがありません。
そこで台車回りを再チェック。
その結果、片方の台車の絶縁が左右逆になっているのが判明。
これがショートの原因でした。
前のユーザーが逆につけたのか、それとも出荷当時からそうだったのかはわかりませんがとにかく車輪を逆につければ解決するはずです。
ところがこの頃のしなのマイクロの台車はエンドウのそれに似てトレーラーでも構造が複雑なので(金属製の台車枠に車輪をはめ込み、プラ製のフレームを取り付け、鉄コレのそれとよく似たやり方で台車枠を装着する。しかも車体へのマウントはねじとナットなのでドライバー必須)分解整備に骨を折ります。
(最近のオールプラの台車枠の方がはるかにイージーなだけかもしれないのですが)
今回分解してみて分かったのですが片方の台車のねじ止め部は金属製のウェイトにつながっていました。反対側の台車は普通にプラのフレーム止めでしたから、エンドウ同様に「前後の台車で±を集電し、ヘッドライトか室内灯を後付けできる構造」を意図していたようです。
漏光対策はプラキットよりは楽なので室内灯くらいならあっても良い(もともと地下鉄ですし)とは思います。
さて、車輪を入れ替えた6000系、4連でも動力が息を切らすような走りですがその辺も「あの頃のNゲージっぽい」と言えば言えます。
光山鉄道管理局
HPです。

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このモデルについては古くはGMのキット、以後もマイクロエースの完成品を経て先日大御所のKATOからも決定版と言えるモデルがリリースされている物です。

6000系自体は好きですが、だからと言ってフル編成を揃えるほどの思い入れもなかった事もあって「適当に安い中古でもあれば」と言った程度のノリで中古屋を覗いていて見つけたものです。
造形は今の目で見るとディテールなどないも同然。
金属モデルの質感と肉薄の窓周りにアドバンテージはあるものの、エンドウに比べるとラフさが目立ってしまいコレクターユースでもないとなかなか手を出されないモデルとも言えます。

とはいえお値段は手ごろですし、うちのレイアウトで103系1000番台とでも組み合わせれば様にはなると思い決断した次第。
動力も試走した範囲ではノイズが物凄い物のどうにか走りますし、フライホイールもそこそこ効果を上げているようでした。
そして帰宅後、早速4連を組んでパワーパックをひねると。
「全く走りません」
店頭では走ったはずなのに何事かと思い動力車単体で走らせるとやはり走ります。
これはトレーラーの台車の転がりの問題かと思い改めてよく見ると「パワーパックの警告ランプが赤」
つまり動力車ではなくトレーラーのどこかでショートしている事になります。
物が金属ボディなだけにどこかで絶縁が切れていると思いチェックしたのですがそれらしい形跡なし。
ですが1両ずつチェックしたところ、片方の先頭車の台車から火花が出ているのが確認できました。
このモデル、室内灯どころかヘッドライトすらついていないので普通なら火花など出るはずがありません。
そこで台車回りを再チェック。
その結果、片方の台車の絶縁が左右逆になっているのが判明。
これがショートの原因でした。
前のユーザーが逆につけたのか、それとも出荷当時からそうだったのかはわかりませんがとにかく車輪を逆につければ解決するはずです。
ところがこの頃のしなのマイクロの台車はエンドウのそれに似てトレーラーでも構造が複雑なので(金属製の台車枠に車輪をはめ込み、プラ製のフレームを取り付け、鉄コレのそれとよく似たやり方で台車枠を装着する。しかも車体へのマウントはねじとナットなのでドライバー必須)分解整備に骨を折ります。
(最近のオールプラの台車枠の方がはるかにイージーなだけかもしれないのですが)
今回分解してみて分かったのですが片方の台車のねじ止め部は金属製のウェイトにつながっていました。反対側の台車は普通にプラのフレーム止めでしたから、エンドウ同様に「前後の台車で±を集電し、ヘッドライトか室内灯を後付けできる構造」を意図していたようです。
漏光対策はプラキットよりは楽なので室内灯くらいならあっても良い(もともと地下鉄ですし)とは思います。
さて、車輪を入れ替えた6000系、4連でも動力が息を切らすような走りですがその辺も「あの頃のNゲージっぽい」と言えば言えます。
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