テツドウモケイとクルマ趣味に思うこと2018

今から3年くらい前に「鉄道模型の趣味」と「カーライフ」について私なりの考察を書き流したことがあります。
あの当時、私が乗っていたのが「国産車で一番目立たない5ナンバーのセダン」だったという事もあり、割と総花的な内容になってしまっていたのですが、あれから3年経って環境的にも思考的にも幾分変わったところもあると感じます。
一番の変化は私自身がS660に乗る様になったという点でしょうか(大汗)
そんな折サブのブログのコメントで「鉄道のマニアさんにはバスは大好きでもスポーツカーは軽薄で大嫌いという向きが多い傾向があり~」と言う内容の表現を頂いた事に刺激される所もあって久しぶりに「テツドウモケイとクルマ」の話を追加してみようと思い立ちました。

上の写真は先日行きつけの鉄道模型ショップの駐車場に居たクルマの並びです。
これだけでもちょっと前なら考えられなかった組み合わせなのですが、こういう並びは最近では決して特殊な例ではなく車種をとっかえひっかえしつつ大なり小なりこれに近い並びを見る事も珍しくなくなりつつあります。
(家族連れだとミニバン系の比率が上がりますが)
まん中に居るS660は実は私が駐車場の隙間に割り込んだのですが、そのS660に関しても私だけでなく他にも二人ばかり「鉄道模型ファン」のオーナーを知っていますから必ずしもそう特殊なパターンではない気がします。
また、ここ数年鉄道模型のブログを見て回っていると意外に車の話題や愛車紹介が多いのを実感する事が増えました。どうかするとテツドウモケイそっちのけで9割がたクルマの話ばかりなんてブログもあったりしてw

それと昨年クラブの運転会のオファーが地元の新車ディーラーから掛かって運転会を催した折、そこの営業さんから「うちの整備で鉄道のファンが多くて」なんて話を聞いた事があります。
あと、都内の某有名鉄道模型メーカーのショールームの社員駐車場で結構いじり倒したスポーツカーを見かけた事もありますし。

「鉄道マニアから見たスポーツカーが軽薄」という常識が世代的に通用したのはせいぜい20世紀末位まででしょうか。
この常識があった頃、日本車で「スポーツカー」を名乗れる車がどれだけあったか疑問ですし、鉄道マニアにはスポーツカーとGTカーの区別もついていない層が多かった可能性も非常に高いです。
(この辺の定義論を言い出すと、到底このスペースで収まりきらない長文になるのでこれ以上の深入りは控えますがw)
21世紀以降は一般レベルで「スポーツカーなんて体育会系でダサい」と言う常識の方が定着している様な気がします。
この辺りはそれぞれを取り巻く環境の変化と言うものもあるのでしょう(尤も、スポーツカーが体育会系なんて不思議な常識が通用するのはスポーツカーとレーシングカーの区別がついていない未成熟さの証拠という気もしないではありません)
マイカーが以前の様なステイタス性のシンボルから誰でもが使いうるギアという形に変化し、その中で道具としての機能性に優れるミニバンやハイトワゴンが普及している現状。その中で趣味で乗る車もスポーツカー一辺倒から高級セダン、SUV、ワゴンと価値観が多様化していますから
「スポーツカー=軽薄」という括りが薄れ、逆にその純粋さで煙たがられるという面もありそうです。
ただ、世代以外の面で言うと鉄道模型もスポーツカーもファンが妙なところで求道的になりやすいという共通点がある様な気がしますが。


事実うちのS660を除くこの手の車のオーナーは大半が中身か外装をいじっている事が多い(うちみたいに吊るしの白をいつまでも乗っている方が少数派なのではと思えるくらいにw)ですし、この辺りの拘りは車両模型のウェザリングや細密化と一脈通じるものを感じます。
グランシップなどの県外イベントでも参加サークルの自家用車の中にどこかしらいじった「カーマニアっぽい奴」の比率は意外と高い感じがしますし(昔の様な「フルエアロ=暴走族」という括りも今では死語になりました)
いずれにせよクルマ趣味と鉄道趣味との断絶みたいなものは以前に比べて薄れてきているように思えます。
但しこれはあくまでも私の目から見える範囲の「鉄道ファンの中の鉄道模型ファン」それも私よりも下の年代の方々と言う世界の中での話です。他の古参・純粋マニアの方々はどうなのかは正直分かりませんが。
光山鉄道管理局
HPです。

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