今月の入線車「中村精密のD50」
先日入線の中古モデルから。

以前、鉄道ミステリとNゲージの中で大阪圭吉の「とむらい機関車」の話をした折にマイクロエースのD50のプロポーションの問題について書いた事があります。
あれから2,3年は経ちますか、その時はメジャー系二大メーカーのどちらかがD50をリリースしてくれるのではないかという期待を持っていたのですが今に至るもその気配はなし。
となると中村精密のD50しか選択肢はないのですが、ここ最近のプレミアム中古の影響もあってかひところより安くはなったものの依然として入手は難しいと半ばあきらめていました。
(KATOから新製品が出た後のC56,C12なんかの例を思えばD50も・・・なんて期待はしていたのですが)

そんな折にようやく中古の出物を見つけ、ときめいたりします(笑)
前ユーザーの手が加わっている為に相場よりかなり安価という事らしいですが、カプラーが交換され解放てこが装着されている程度。
試走させてみたら「ヘッドライトが点灯した」のでこれで安くなっているのだとしたら、むしろこちらとしては有難いです。
(中村精密の日本型蒸機でヘッドライトが点灯するものはありません)

これでようやく正調のプロポーションのD50が入線の運びとなりました。
やはりこれは石炭列車を牽かせたくなりますが、そのためには貨車の1両のカプラーをアーノルドからKATOカプラーに交換しなくては(汗)

モデルとして見た場合、マイクロのデザイン破綻の原因だった異様なほど太く、外国形と見間違えそうな長さのボイラ造形がこちらではきちんとしているのでプロポーションの面ではかなり安心してみていられます。
この辺りは中村精密の人徳と言いますか、蒸機の造形のツボを心得たうえで「ディテールの残すところを残し、省略しなければならない所は省略する」という勘所を押さえている事で今見ても朴訥と言うかキャラクター性を感じるモデルと思います。
まあ、もともとD50自体、D51やD52に比べるとどことなく朴訥な、悪く言えばどんくささを感じる機種ではあるのですが。
但しそれでも走行性(特にスロー)と物理的なディテーリングはマイクロに軍配が上がるのでこちらの存在意義も依然大きいのですが。
それにしてもKATOかTOMIXがD50を出してくれない物かとやっぱり思ってしまいます。
光山鉄道管理局
HPです。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

鉄道模型 ブログランキングへ
現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。

以前、鉄道ミステリとNゲージの中で大阪圭吉の「とむらい機関車」の話をした折にマイクロエースのD50のプロポーションの問題について書いた事があります。
あれから2,3年は経ちますか、その時はメジャー系二大メーカーのどちらかがD50をリリースしてくれるのではないかという期待を持っていたのですが今に至るもその気配はなし。
となると中村精密のD50しか選択肢はないのですが、ここ最近のプレミアム中古の影響もあってかひところより安くはなったものの依然として入手は難しいと半ばあきらめていました。
(KATOから新製品が出た後のC56,C12なんかの例を思えばD50も・・・なんて期待はしていたのですが)

そんな折にようやく中古の出物を見つけ、ときめいたりします(笑)
前ユーザーの手が加わっている為に相場よりかなり安価という事らしいですが、カプラーが交換され解放てこが装着されている程度。
試走させてみたら「ヘッドライトが点灯した」のでこれで安くなっているのだとしたら、むしろこちらとしては有難いです。
(中村精密の日本型蒸機でヘッドライトが点灯するものはありません)

これでようやく正調のプロポーションのD50が入線の運びとなりました。
やはりこれは石炭列車を牽かせたくなりますが、そのためには貨車の1両のカプラーをアーノルドからKATOカプラーに交換しなくては(汗)

モデルとして見た場合、マイクロのデザイン破綻の原因だった異様なほど太く、外国形と見間違えそうな長さのボイラ造形がこちらではきちんとしているのでプロポーションの面ではかなり安心してみていられます。
この辺りは中村精密の人徳と言いますか、蒸機の造形のツボを心得たうえで「ディテールの残すところを残し、省略しなければならない所は省略する」という勘所を押さえている事で今見ても朴訥と言うかキャラクター性を感じるモデルと思います。
まあ、もともとD50自体、D51やD52に比べるとどことなく朴訥な、悪く言えばどんくささを感じる機種ではあるのですが。
但しそれでも走行性(特にスロー)と物理的なディテーリングはマイクロに軍配が上がるのでこちらの存在意義も依然大きいのですが。
それにしてもKATOかTOMIXがD50を出してくれない物かとやっぱり思ってしまいます。
光山鉄道管理局
HPです。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

鉄道模型 ブログランキングへ
現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
この記事へのコメント
自分、貨物機はアメリカ型が好きなので、アメリカのやや古い貨物機に似ているD50(D60)も好きで、昔中古ショップでマイクロエースのD60を見かけ、ボイラーが太く車高が高いのを逆手にとってデフ外し、フリーランスに改造しようかと思ったのですが、ミニカーブの通過性能が微妙だったので断念した経験があります。
イメージは本土から離れた南の島の1375mm軌間(注)で重軌条を走る大きな炭鉱の運炭列車ってところでしょうか…今のところは国鉄9600(マイクロエース)の改軌設定のD60(私鉄としての番号、60t級4軸機)しかないですけど…
(注:なぜこういう妙な軌間を選んだのかというと、1/150では9mm軌間がこの辺になるため。つまり見た目の蟹股を設定にしたw)
D50は石炭貨物なんか牽かせたらどんぴしゃのイメージですね。
D51ではスマートすぎるし、9600だと今となっては却って鈍重過ぎる気もするので模型ファンにとってD50のニーズは決して小さくない気もするのですが模型としては何故か不遇です。
1372ミリ軌間、先日クラブのメンバーとのチャットで少し話題になりました。今は京王、東急世田谷線、都電なんかが使っているのですが元々馬車鉄道の規格からスタートしたものですが、蒸気機関車の鉄道との相性はそう悪くない気もしますw
>(注:D50は)模型としては何故か不遇です。
D50は足回りもボックスとスポークの違いこそあれ、D51・52とほぼ同じ(厳密には軸距が少し違うが実機で数センチなので誤差の範囲)なのでC12か56(動輪を流用できる)とこれらを出しているメーカーなら何とかなりそうなんですが、意外にもワールド工芸すら出してないみたいですね。
>1372ミリ軌間
フリーランスとしての設定は
1:「大きな島があって早いうちから沿岸部に路面電車起源の電鉄(軌間1375mm)が走ってた。」
2:「内陸ででかい炭鉱が見つかり、石炭積み出しのため軽便鉄道法で鉄道施設、港への積み出しの都合で貨物運送もしていた電鉄と軌間を合わせる。(島なので国鉄接続などは一切考えず)」
3:「石炭輸送増大で次第に(本線のみ)軽便鉄道や路面電車レベルではない豪華な鉄道になる。(支線は簡素)」
というようなコンセプトで、電化と非電化・大型から小型、それと2軸車(長軸=改軌しやすい)と蒸気機関車を後の時代まで使えるように欲張ってますw