2018年を振り返る・4「今年印象に残った車両たち」

2018年を振り返る
今年入線した車両で個人的に印象深かったモデルから。

ここ数年毎年のようにこれをやっていますが、専門誌の新製品ベストテンと違って個人の思い出に残るモデルと言う基準故に新製品よりも中古やジャンク品、キットメイクなんかが多くなる傾向があります。
それゆえ、読者の買い物ガイドとしてはまるで役に立たない自己満足の羅列ですが、こういう事が発信できるのもブログの御利益でしょう。

なお、モデルの並びは純粋に順不同です。
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1、シキ180(甲府モデル・キット)
 鉄道カフェのオリジナルキットですがこの1年でラインナップが急速に充実し、独自のファン層をも開拓している点で今年一番印象に残るブランドです。
 特にシキ180はこの夏の「夏休み工作」の最大の大物でもあった故に特に印象に残るモデルでした。

 他にもマロネ41やチラ1なども好印象です。
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2、クモヤ22001(ワールド工芸・キット)
 上記の鉄道カフェでは料理を注文すると電車が運んでくるというのが売りになっています。そのモデルとなったのがクモル22001のコンテナ仕様なのですが、これがワールド工芸からキットとしてN化されているとは店頭で出物を見つけるまで知りませんでした。
 ワールドのプラキット自体は過去にも経験がありますが題材の異色さと上述のいきさつもあって印象的です。
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3、701系盛岡色(マイクロエース・鉄道コレクション改造 新車・改造)
 今年は鉄コレとマイクロで相次いで701系が製品化された当たり年でした。中でも過去製品化されていなかった盛岡色の製品化は朗報だった…筈なのですが実際にマイクロが製品化したのは初期のカラーリングで馴染みがない事夥しい。
 おまけに広告やパッケージでは現行盛岡色だったのでがっかり感もひとしおでした。結局鉄コレの中古をベースに現行カラーをもうひと編成作る羽目になったといういわくつきのモデルです。
 又マイクロの701系は今年後半の「レンタルレイアウトツアー」の主役を務めたので決して無駄ではなかったとは思っています。
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4、江ノ電800タイプ(乗工社・改造)
 これのプロトタイプはかつて山梨交通の路面電車として活躍していた過去があり、長年探していたモデルでした。入手したのは前ユーザーが江ノ電の前の上田電鉄の仕様に改造したものだったので更にその前の山梨交通仕様にするのは容易でした。
 本来DD13があてがわれる動力ユニットも代用の利くものを探すなどして手ばかりか足も使う工作だった点でも面白い存在だったと思います。
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5、ウッディジョーの木造電車(キットメイク)
 Nゲージのキットとしては異色のオール木製キット。これだけでも十分ユニークな存在ですがモデルの独特な質感、模型としての素朴な魅力にあふれる所が大いに買えました。
 こういう素朴なモデルはかつて16番の入門モデルなんかでありましたが、こういう素朴さを売りにしたモデルがNゲージでも製品化された事自体に意義を感じます。
 更にこのキット「グランシップのイベントで初めて買ったテツドウモケイ」と言う意味でも記憶に残ります(何しろ飲むか走らすか写真を撮るかしかしてこなかったですからw)
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6、雪ミク電車(フジミ・キット・改造)
 このモデルの入手は5年近く前の事でしたが、適当な動力の手当てが付かず長い事塩漬け状態だったものです。今年の初めに鉄コレの札幌市電が製品化された事で動力の当てが付き5年ぶりにようやく自走化を果たしました。
 この種の「萌え電車」としては京阪600に次ぐものです。
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7、京王5000系(グリーンマックス・新車)
 今年は新車の入線はごく少なかったのですが私にとっては初めての「GMの完成品の編成物」でした。キットのGMしか知らなかった身としては動力の改良やライトの点灯化などで現在の水準に近づいている事を実感させられたモデルでした。
 今年の初め頃に実車に乗る機会が多く、その時の印象も良かった事から入線を決断しました。
 大体デビューしたばかりのバリバリの新車のモデルに飛びつくなんて事もこれまでの私には無かった事です。
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8、EF65 500(マイクロエース・中古)
 EF65というとKATOかTOMIXと言うのが定番で他のブランドを意識する事が少なかったのですが、GWの即売会で見つけたマイクロの仕様はKATOともTOMIXともノリの異なる造形で強く印象付けられました。単純に細密度で言えば二大メジャーのそれに引けを取りません。
 この印象は私だけではなかった様で、後にクラブのメンバーの一人が同じ65のJR貨物仕様を入手してやはり驚いていました。ある意味隠れた大穴モデルとも言えます。
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9、マヤ50 5001(ペアーハンズ?キットメイク品・中古)
 地元で初めて行われたという鉄道模型即売会での入手モデルでそれだけでも私の印象には強く残るのですが、East-iDなどと組み合わせられる「21世紀の花魁車」がよもやNゲージで出ていようとは思いませんでした。
 編成で組んだ際の造形の落差などに問題は感じますがサプライズ性では文句なしの中古モデルでした。
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10、京王3000系(エンドウ・中古)
 これもかねてから欲しかったモデルです。
 エンドウのブラス製Nゲージの持つ端正な造形とステンプラと呼ばれた実車の独特な前頭構造をほぼ同じ組み合わせでモデル化している点。
 先頭車の台車にブレーキディスクを後付けし実車同様に回転させている点など当時のエンドウのポリシーとセンス、そしてツボを押さえた造形で今見ても飽きない傑作モデルではないかと個人的に思っています。

 今回2018年のモデルを俯瞰して気づいたのですが、KATO,TOMIXのモデルが無い点、路面電車がやたら多かった点、キットメイクと改造モデルが多かった点で例年になく異色のラインナップとなりました。

光山鉄道管理局
 HPです。


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