天賞堂エバーグリーンショップのはなし

前回のKATO、TOMIXと来てわたしにとっての聖地的な存在の店を挙げるとなると、あとは「銀座の天賞堂」を出さないわけにはいきません。
IMG_4152~photo.jpg
なにしろ「ここに立ち寄るというだけの目的で有楽町に途中下車する習慣ができてしまった」のですから(笑)
(でそこから銀座線で末広町に直行するなんて悪い癖がついたのも)

ただ、ここの場合個人的に「行く前から敷居の高さが気になって二の足を踏んでいた」時期が長かったのも特徴です。何しろ聖地は聖地でも「16番と外国型モデルの聖地」という印象が強かった上にオーディオショップの視聴室並みにマニアの巣窟と化しているのではないかという不安も強かったのです。
IMG_4113~photo.jpg
10年ほど前に初めてここを訪れた時の一種の緊張感は未だに忘れられません。

で、出てきた時の一種の幸福感はそれ以上に忘れられなかったりするのですが。
2階3階のショップの持つ一種のアダルトな雰囲気は確かに事前の印象に近い物がありましたが、店員さんの商品知識がしっかりしていたのと、わからない点に懇切に応じてくれていたのは特に16番のパーツを買う際に大きな安心感を与えてくれました。

で、この聖地で一番魔窟的なのが4階エバーグリーンショップと呼ばれる中古モデルコーナー。毎回入るたびに鉄道模型の博物館をのぞいているような気分になります。
16番やNゲージはもとより現住地や故郷ではまずお目にかかれない外国型HO、Nのモデルやメルクリンミニクラブの中古にお目に掛かれたのは結構なカルチャーショックでした。

しかもそれらのモデルはかつて工作ガイドブックでしかお目にかかったことの無い30年、40年前のモデルも結構あったりして見飽きるという事がありませんでした。
ここでは外国型のHOをいくつか買わせていただきましたが、お陰で日本型16番に無い外国型ならではの魅力と製品の優秀さを肌で感じる事ができました。従来外国型モデルに持っていた一種の偏見はエバグリでかなり拭い去られた気がします。

ただ、それを別にするとやはり常連さんのノリは他の聖地とはひと味もふた味も違うのも確かで、少なくとも女子ども連れで入れるような雰囲気はありませんが。
IMG_4114~photo.jpg

とはいえ、上京の折に時間があれば必ず立ち寄る(それでいてKATOやTOMIXほど辺鄙で無い)聖地として最もお手軽な場所であることも確かです。

先日もここで少々変わったモノを入手しているのですが、それについては次の機会に。
...などと書いていたら、来月でエバーグリーンショップが閉店するとの由。意外な展開にびっくりです。
光山鉄道管理局
HPです。


にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村


鉄道模型 ブログランキングへ

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。


この記事へのコメント